墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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須多田天降天神社古墳 福岡県福津市須多田

須多田(すだた)エリアの古墳のつづきです。

前回の下ノ口古墳の200m程北に、須多田天降天神社古墳があります。

 

神社は南に向いています。

 

一対の柱の先に真新しい鳥居。扁額には「天降天神社」

 

柱の前に説明板があります。説明板のほうは、天降天神社ではなく「天降神社」古墳となっています。

須多田天降神社古墳
津屋崎には前方後円墳が20基確認されています。その中でも全長83mと最大級の大きさを誇るのがこの須多田天降神社古墳です。古墳の後円部には少彦名命を祭る天降神社が あり、須多田地区の産神になっています。
また、古墳のまわりには壕が巡らされ、その壕を取り囲むように土堤が築かれており、あたかも城が築かれているように見えます。古墳からは、王墓のみから出土する円筒埴輪と装飾器台等も発見されました。福津市

 

全長83mの前方後円墳。津屋崎古墳群には60m~100mの前方後円墳がそこここにあります。

 

福津市によるパンフには、「須多田天降天神社古墳」で、ふりがなが「すだたあまふりじんじゃこふん」となっています。2つ目の「天」は読まない字?
こちらによれば、高坏形器台、円筒埴輪、椅子に座っていると想定される人物埴輪などが出土。6世紀前半とあります。

https://www.city.fukutsu.lg.jp/material/files/group/26/tsuyazakikofungun-pamphlet.pdf

 

周堤上にある拝殿。

 

その背後の樹林の中に、大きな墳丘が潜んでいました。

 

左奥に前方部。

 

パノラマで。左が後円部、右に前方部。


後円部斜面に小さな本殿が。

 

鞍部に上がって前方部方向を。

 

前方部の様子。

 

振り返った後円部方向。(中央の竹と木で、写真を撮った位置が判りました)

 

右下に拝殿が見えています。

 

後円部を目の前にして。

 

後円部に上がって先端方向を。

 

大きな墳丘を堪能させていただきました。鳥居の右柱の脇に、須多田ミソ塚古墳が見えています。

 

鳥居を出て右手の西方向には、須多田ニタ塚古墳が見えていました。

2024年2月下旬訪問