墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

「家形埴輪の世界」展 @奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

田原本駅からは畝傍御陵前駅へ南下して、橿原考古学研究所附属博物館で開催中の企画展へ。

 

本年度春季の特別展「家形埴輪の世界」

 

部分も含めてですが60棟もの家形埴輪が一度に見られるという貴重な機会です。

撮影可ですが企画展は個人的使用のみとのことだったので、会場の雰囲気だけ備忘のために…

 

こちらは第一会場。

センター右奥は東日本最大の家形埴輪・栃木県の壬生富士山古墳から、中央は西日本最大の大阪府・今城塚古墳から。

左のガラスケース内は大阪府・美園古墳のものですが、屋根に開いた孔(写真と逆側)から建物内側に付けられた扉の軸受け部が観察できました。

 

第二会場。

屋根の形や表面に刻まれた模様など、さまざまなタイプを比較してみることができて、とても興味深かったです。古代建築史のリアル体験ですね。

右奥の木の柱列は南郷遺跡の出土品とのこと。


公式のショートムービーもあります。2024年6月19日まで開催中。おすすめです!

www.youtube.com

 

家形埴輪総選挙も行われていました。

自分が投票した埴輪は中間段階で2位でした。

https://www.kashikoken.jp/museum/assets/img/index/pdf/haniwahouse-vote0517.pdf

 

そして、常設展示室へ。毎回圧倒されるメスリ山古墳の円筒埴輪。

 

室宮山古墳の埴輪グループ。


ここも見どころですが、時間の関係で足早になってしまいました。

 

その先には、藤ノ木古墳遺物の修理完了展示。

 

やはり見事な金銅製鞍金具。

 

博物館の斜向かいの研究所ロビーにての「上塩冶築山古墳出土品の研究成果」もチラ見。

2024年5月中旬訪問