墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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橿原考古学研究所附属博物館 奈良県橿原市畝傍町

水泥古墳を見学したあとは一旦橿原神宮駅へ向かい、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館へ「豪族と渡来人~高取の古墳文化」展を鑑賞。

 

エントランスホールには、今大変ホットな富雄丸山古墳出土の盾形銅鏡と蛇行剣の実物大のX線写真が。

 

「豪族と渡来人」展は、奈良盆地東南部にあって現在までに約800基もの古墳が確認されている高取町の、特に下記の古墳に関する展示でした。

高取の古墳文化 幕開け(序章:薩摩遺跡)、顕在化する有力者たち(第1章:タニグチ1号墳など)、大型前方後円墳と豪族(第2章:市尾墓山古墳、市尾宮塚古墳など)、群集墳と渡来人(第3章:坂ノ山古墳群、与楽古墳群など)、古墳文化の終焉へ(終章:束明神古墳など)という構成。

展示室に入ったのは15時過ぎでしたが、幸運なことに、ちょうど学芸員の方による解説が行われていて、貴重な話をたっぷり聴講することができました。

 

常設展では今回も、メスリ山古墳の巨大円筒埴輪に圧倒されました。

 

室宮山古墳の埴輪たち。

 

石見遺跡(三宅町)出土の埴輪や木製品

 

この子も上野に来ましたね(出雲と大和展)、3度目の対面。

 

前回こちらに来てから7年も経っていました。

 

奈良市歌姫横穴出土の陶棺(6世紀)

動き出しそうです。

 

そのとなりの家形石棺は葛城市の檪山古墳(6世紀)から。


家形石棺の形は時代が下るとともに、蓋石の縄掛け突起のつく位置が低くなり、頂部の平坦面が広くなるそうです。

 

こちらは屋外展示の、束明神古墳石槨レプリカ。

 

内部の様子。

 

竜田御坊山3号墳の横口式石槨の展示も。

 

ガレージのようなところに格納されています。

 

反対側から。

 

中を覗き込んで。

 

上部は切り出した跡でしょうか。


この後、橿原神宮駅から飛鳥駅に”戻って”、いくつかの墳丘を廻りました。