墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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建徳寺2号墳 福岡県田川郡大任町今任原

建徳寺2号墳は前回の丸山古墳から1㎞ほど南東、彦山川対岸の丘陵端の立地。

 

建徳寺古墳公園として整備されていて、広い駐車場もあり。

 

丘上からの長大な滑り台も!

 

駐車場には色あせた説明板があります。大任町(おおとうまち)今任原(いまとうばる)は読めなかったです。

 

書き起こしできなくもないですが、墳丘そばにも別の解説があったのでここは省略。

 

階段をあがると、滑り台の入り口がありますが閉鎖されていました。

 

その背面側、あずまやの後ろにスロープが。



 

大任町指定史跡 建徳寺2号墳
平成6年3月10日指定 大任町教育委員会
建徳寺2号墳は、田川盆地が見わたせる丘の頂上につくられています。2号墳のとなりには1号墳がありましたが、すでに墳丘や石室はほとんど残っていませんでした。残念ながら1号墳は工事のため取り壊されましたが、発掘調査の結果、入口を西に向けたよこあなをもつ方墳と考えられています。
2号墳は、入口を南に向けた横穴式石室をもつ直径20mの円墳です。すでに墳丘や石室の一部は壊されていましたが、閉塞石・羨道・墓道はそのままの姿で残っていました。石室から、須恵器・大刀・刀子・鉄鏃・轡・耳環・管玉が見つかっています。
1・2号墳とも、出土した土器などから、古墳時代後期(6世紀後半)につくられたと考えられています。また、弥生時代の土器・石器が発見されていることから、このあたりには、古墳がつくられる前から遺跡があったようです。

 

 


その先の道は草かきわけて。

 

横穴式石室の開口部側に出ました。閉塞石は側壁に使えそうな大きなものです。


さらに上りながら回り込むと…

 

施錠された扉の内側に、石室がしっかりと保存されています。

ガラス屋根の下を見たかった…

 

周囲の壁にはわかりやすそうな解説が。きっと地元の子どもたちが見学に来るのでしょう。

 

毎年春秋に開催される「遠賀川流域の古墳・遺跡同時公開」の古墳に含まれているようですが、去年の春(令和5年4月)は公開されていません。

https://www.town.keisen.fukuoka.jp/ouzuka/pdf/onga_R05_s.pdf

 

スタルペンさんのブログで、2019年秋での様子が見られます。

建徳寺2号墳(福岡県大任町) | 九州の古墳遺跡巡り

 

調べると。大任町のサイトに見学希望を受け付ける電話番号が記されていました。

大任町(建徳寺古墳公園)

 

2023年9月上旬訪問