墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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夏吉21号墳 福岡県田川市大字夏吉

香春町歴史資料館の見学後は、北西に3㎞の夏吉古墳群へ。

 

大きな畜産農家の脇道を回り込むと入口があります。すぐ前は細道で駐車できません。

 

サインに元気づけられて、径を登ります。

 

途中から鎖もあって安心感が出ます。

 

堂々とした開口部がゴール。

 

その説明板。

田川市指定文化財(史跡)
夏吉21号古墳
所在地:田川市大字夏吉2449番地
指定年月日:平成2年4月9日
本古墳は標高55m付近に築かれた円墳で、裾部の直径は25mを超えます。主体部は南西に開口する複室横穴式石室を備えます。
石室全長は12.5m、奥壁の高さは床面から2.62mを測ります。使用石材は花崗岩です。田川市では最大規模の巨石を用いた古墳です。
出土遺物は大刀の装飾品である三累環頭柄頭、銀製刀装具、鉄鏃、須恵器などがあり、古墳時代後期(7世紀初め)頃の築造と考えられます。
田川市教育委員会 令和4年9月30日

 

実測図部分。複室構造です。

 

動物がいないか声をあげてみます。先客が入っていたら驚くでしょうが。

 

12.5mはなかなかの深さ! 

田川地方最大級の巨石古墳で、県内でも珍しい三累環刀柄頭が出土しているそうです。

夏吉21号墳 / 福岡県田川市

 

羨道から、前室・玄室を。

 

前室から玄室を。

 

フラッシュで。


玄室の見事な奥壁。

 

奥壁を背にして。

 

前室から羨道を。

 

羨道にて開口部を。

 

墳丘を横から。

 

開口部を背にして。

2023年9月上旬訪問