墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

鵜の鼻古墳群・後編 島根県益田市遠田町

前回のつづきの鵜の鼻古墳群。次は前方後円墳の矢印のほうへ。

 

先に、斜面下側の円墳を。

 

ちょこっと開口しているのもありmした。

 

目の前に、説明板のある墳丘が。

 

そこが、前方後円墳の17号墳でした。

島根県指定史跡
鵜ノ鼻古墳群
指定:昭和33年8月1日
鵜ノ鼻古墳群にはこの17号墳をはじめ4基の前方後円墳が存在しますが、いずれも全長約30mの比較的小規模なものです。
これらの前方後円墳を含め、鵜ノ鼻古墳群の埋葬施設には石材(角閃石安山岩)を巧みに積み上げた横穴式石室が採用されています。
石室は遺体を納める玄室と通路にあたる羨道で構成され、入口の閉塞石をはずせば追葬が可能で、中には数体以上を埋葬している例があります。17号墳の石室は全長が7.7m、玄室長5.2m、玄室幅2.0m、高さ1.9mを測り、当古墳群中では最大の石室です。
この横穴式石室の手法は5世紀に入り大陸から伝わったと考えられており、益田市内では他に高浜古墳(久城町)、秋葉山古墳(染羽町)、白上古墳(白上町)にも見られます。
昭和62年3月
島根県教育委員会 益田市教育委員会

 

開口部正面から。

 

手をついて中を見ると、奥は広い室内。

 

石に触れないように、四つん這いでそっと入室。

 

奥壁を背にして。島根県では珍しいとの片袖式ですが、微妙なバランス。

 

石室の背面側。前方部は…

 

その先の道路から、北東側の海岸線が望めました。

 

益田市のサイトでは、海側の上空からの写真が見られます。

鵜の鼻古墳群 (県指定史跡) | 島根県益田市観光公式サイト