墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

岩崎1号墳(まいまい東海ツアー・前編) 岐阜県岐阜市岩崎

6月5日の13時からは、まいまい東海主催の古墳探訪ツアーに参加しました。

「薮下先生と巡る2つの巨大古墳、横穴式石室の内部を探検しよう ~岐阜北部を支配した古代豪族の聖地、盟主が眠る圧巻の前方後円墳へ」というタイトルに魅了されて。

https://maimai-tokai.jp/event/to22b050/

 

案内いただいたのは岐阜市歴史博物館館長などを歴任された薮下浩先生。

薮下浩 | 東海まち歩きツアー「まいまい東海」

 

こちらのパンフには「隊長」とあります。

 

上岩崎公園からスタート。目の前の眉山(標高231m)を目指して。

 

山頂へ向かう前に、山裾の岩崎1号墳を訪ねました。

「岩崎山手」の交差点の北西角をちょっと降りた家の裏道が入口。

 

案内板は無いので、ガイドの方がいないと無理ですね。

 

古墳からは南に130の地点。

 

ルートは整備されています。

 

程なく現地に到着。

 

説明板前と玄室内で解説いただきました。

 

その解説板。

岐阜市指定史跡
岩崎1号墳
昭和45年8月18日指定
岩崎1号墳は、眉山の南麓地帯に分布する岩崎古墳群7基の内の一つで、6基はすでに消滅している。残っている唯一の古墳で岩崎古墳群の内最大のものと思われる。墳丘などの実測値は次のとおりである。
墳丘直径20m、高さ4m
石室全長9.2m
玄室長3.3m、玄室幅2.15m
羨道長5.1m、羨道幅1.9m
南向きに開口する古墳時代後期の横穴式石室で、眉山上にある鎧塚古墳より後の時代に築かれたものである。玄室と羨道の中心線が一致する両袖式といわれる形式の石室で、左右の壁から内側へ張り出し(袖)を設けて玄室と羨道との境界部(玄門)を構成している。また、天井からも下へ張り出す石があって玄門部分を明示している。玄室の側壁や奥壁に大きな石を使っており、特に天井には内面が平たい巨大な石を置いている。
岩崎1号墳から眉山の山麓伝いに西方へ進むと、椿洞地区の横穴式石室を主体とする古墳群があって、上城田寺地区とともに市内でも特によく古墳が残っている一帯となっている。
平成2年3月 岐阜市教育委員会

 

しゃがまないと入れません。

 

が、玄室は全員が入っても大丈夫。現場での解説は格別でした。

 

去り際に奥壁を。

 

羨道から玄室を。

 

羨道にて開口部を。

 

外から開口部を。

 

この後は来た道を戻って、眉山の頂きへ向かいました。