墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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穴薬師古墳(綾織塚) 香川県坂出市加茂町

五色台の南麓、前回の白峯陵から3㎞ほど南に、横穴式石室を持つ古墳が集まるエリアがあります。

 

グーグルマップに従って車を進めると、採石場入口でこの先通行禁止。採石のダンプカーも頻繁に往来していました。

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上記の左側に「古墳入り口」のピンが立てられていたので、墳丘へ向かうことができました。黄色の道しるべも。

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入り口からは200mほど歩きます。

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路の左側には、みかん畑。

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分かれ道にも道しるべ。ここを左です。

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そこからは傾斜がきつくなりました。

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少し上がると、大きな開口部が!

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ちょっと読みにくくなった説明板ですが、築46年。

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史跡 穴薬師古墳(綾織塚)
むかし綾織姫が渡来したと伝えられるこの地域に、古墳後期(約1300年前)に属する横穴式石室墳が群集点在することは、極めて意義が深い。
これらの古墳群を見下ろし、最も優位に構築されているのがこの古墳である。石室はこの山に産する安山岩が用いられ、西方に口を開き全長14m余で原型をよくとどめている。玄室は長さ約7m、幅2.5m、高さ2.8mのものである。封土も良く残り構築時の形体を偲ぶことができる。
附近一帯の古墳群と併せ考えて、当地域の産業、集落の発達及び社会組織など原史社会を知る上に重要な遺跡である。
昭和32年1月11日坂出市史跡に指定されている。
昭和50年11月1日 坂出市教育委員会
坂出ライオンズクラブ

 

車庫にもできそうない開口部です。

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立派な羨道部。側壁の石も大きいです。

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その奥に玄室。

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玄室をフラッシュなしで。

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平滑で広い天井石。

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讃岐古墳旅で最初に入った石室は、予想外の大きさでした。

 

奥壁に向かって右壁。

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左壁。石が大きいです。

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奥壁前には、薬師如来が刻まれた石碑が安置されていました。

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奥壁を背にして開口部を。

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フラッシュで。なんとここでフラッシュが壊れてしまいました…

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玄門を背にして羨道部を。

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羨道部の天井石。

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石室上の墳丘はブルーシートで保護されていました。

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