墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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植月寺山古墳(観音寺古墳) 岡山県勝田郡勝央町植月東

岡山墳行2日目の最後に目指した墳丘が植月寺山(うえつきてらやま)古墳。

 

農道沿いに手作りの看板。

 

通り抜けは禁止です。

 

恐る恐る入ってすぐ右手奥に説明板が。

 

周囲は膝丈ぐらいの草。


説明板の前に到達。

町指定文化財
植月寺山古墳(観音寺古墳)
植月寺山古墳h、美野平野を南に一望できる丘陵の頂上に立地する前方後方墳である。古墳の規模は全長約90mを測り、後方部は北裾部で一辺が約36m、墳頂平坦部の一辺が11mを測り、高さは4.5mである。前方部は長さ47m、前方部推定幅35m、高さ1.5mを測る。後方部は前方部との比高3mと高く、また前方部はゆるく撥状に開く形状を呈する。内部主体については不明であり、明瞭な盗掘痕も認められない。
また外部施設については人頭大の葺石が認められる。現在までに出土遺物は無く、埴輪なども認められていない。これらの特徴から古墳時代前期の築造と考えられる。
本墳は美作最大規模の古墳であり、美野平野周辺に位置する美野中塚古墳、美野高塚古墳などの前方後方墳とともにこの地方を治めた首長の墓と考えられ、美作を代表する重要な古墳の一つである。
平成15年3月 勝央町教育委員会

 

改めて実測図を見ると観音寺の駐車場へ行けばよかったのでしょうかね。

綺麗に形が残る前方後方墳。

 

説明板の後ろの景色。右が墳丘で目の前が周溝だと思いますが…

 

草が腰丈ぐらいだったのと、目の前が蜘蛛の巣だったので撤退としました。

 

ここも、はにおさんの「岡山100名墳」で知って訪ねたのですが、現地で本をよく見ていませんでした。再訪したいと思います。

 

元の農道から北西側の山並み。