石坂鍋山古墳群のある宝達志水古墳公園は、散田金谷古墳のすぐ北側にあります。
駐車場やトイレも完備。円墳6基の古墳がある舌状台地上に複数の小径が設けられています。説明板には「志乎(しお)・桜の里 古墳公園」とあります。
志乎は、古くから桜の名所として知られていました。そのイメージを大切にして新しい桜の名所として造成したのが本公園です。園内には各種の桜が植えられ、また昔からあった古墳群が整備されています。総面積は5.6haあり、植栽された桜は約900本です。桜の他にも多くの木々があり、四季を通じて楽しめる公園になっています。
●公園内の古墳群について
公園内の古墳群は6基より構成され、石坂鍋山古墳群と命名されています。本古墳群は子浦川と向瀬川の合流点に向かって舌状に張り出す、細い尾根に位置する円墳群です。この地方の豪族と墳墓群と見られ、古墳時代後期(6世紀後半)に継続的に造られたと推定されます。また、近く国指定史跡「散田金谷古墳」は本古墳群と一体をなすものです。石坂鍋山古墳群は昭和43年より町指定史跡となっています。
駐車場からまず上がった先。広場の奥が5号墳。
まずは上記の右方向へ、階段を下りました。
右手・北側に広がる田んぼ。中央を向瀬川が左方向へ流れています。
階段を降りると分かれ道。「古墳の小径」を選びます。
小径は左へ回り込んで、さきほど上から見た5号墳の脇へ。
東側から見た5号墳。
5号墳の墳頂から東方向。
振り返った西方向。
この先の尾根上に、4号墳・1号墳・2号墳・3号墳が続いているはずですが、時間の関係でここで引き返しました。マップの6号墳の方へは行ったのですが見つけられず。
公園のすぐ隣には「古墳の湯」
この日は定休日でした。どんなお湯か気になります。桜の季節に再訪したいです。
さきほど見えた向瀬川の対岸から、古墳群のある舌状台地を。