前回の狐山古墳からは南東に1.5㎞、動橋川を遡った川右岸にある国史跡・法皇山(ほうおうざん)横穴群へ。
まずは丘の裾の展示館へ。
史跡 法皇山横穴群収蔵庫
この収蔵庫は国と県の補助を得て昭和46年度に建設したものです。収蔵庫には法皇山横穴群から出土した土器、金属器、装飾品などを収蔵しています。その中でも代表的なものをグループ別に陳列しています。
いろいろな形態の横穴を見たあとに収蔵庫での陳列品をみることにより、当時の人々の死後の世界に対する考え方や祈りを感じることが出来ると思います。
開館期間:4月~11月
開館時間:午前9時~午後4時
法皇山横穴群
古来、花山法皇ゆかりの地と伝えられるこの山には、確認されているだけで80基の横穴がある。須恵器などの多くの出土品からみて、6世紀後半から7世紀末頃に築造された墳墓であろうと推定されている。
展示館前には広い駐車場も。
午前9時に到着したときに管理の方がいらして、豊富な展示品を見学させていただきました。
須恵器のショーケース。
裏の模様が気になった甕(23号横穴)
金銀の耳環のショーケース。
地元の小学生が作った非常に精巧なジオラマ。
法皇山横穴群の解説。
横穴墓はこれまでに80基が確認されていますが、総数200基以上と推定されるとのこと。この横穴群では玄室の前に前室、入口の前に前庭部が広がっているのが一般的だそう。
館外の全体案内図。
到着時にこれを見て途方にくれましたが、展示館で見どころの位置を教えていただけました。(展示館の背面・西の側の”Dグループ”)
熊除けのベルを借りれます。
つづきは次回で。