墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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御霊塚古墳 熊本県山鹿市鹿本町津袋

御霊塚古墳は、津袋古墳群の南東の立地。

 

写真付きの説明板が立っているのでわかりやすいです。

熊本県指定史跡
御霊塚古墳(ごりょうづかこふん)
指定日:昭和52年(1977)6月20日
所在地:山鹿市鹿本町津袋306ほか
6世紀個半頃に造られたお墓(古墳)です。
造られた当時は、周りを3~4.5mの溝(周溝)が囲む直径約20mの半球形をしていました(円墳)。
内部には1×2mを超える大きな板石を壁としてその上に厚さ30~40㎝の石を積み上げて造った部屋があります(石室)。さらにその壁には赤色や白色で円の模様や靭(矢を入れる筒)の絵が描かれています(装飾古墳)。
この周辺には、大塚古墳を始めとしてたくさんの古墳(津袋古墳群:熊本県指定史跡)が造られているのでかつてこの地域一帯に強大な勢力があったことがうかがえます。そのなかでこの御霊塚古墳はただ一つの装飾古墳で、非常に貴重な古墳です。
参考文献:「県史跡 御霊塚古墳」鹿本町教育委員会 2000
※現在、装飾保護のため内部の見学は中止しています。
山鹿市教育委員会社会教育課

 

見事な装飾古墳です。

 

スロープを上がっていきます。

 

墳頂はシートで保護されています。

 

登って来た方を振り返って。

 

幅広の周溝がよく残っています。

 

標柱には古墳名ではなく、津袋小学校・尋常小学校と記されていました。

 

そして開口部へ。

 

当然施錠されています。

 

開口部脇にも説明板。

 

色あせてきてますが判読可。

熊本県指定史跡 御霊塚古墳
円墳 横穴式石室装飾古墳
直径約14m 石室高さ2m 奥行2.6m 幅2.42m 天井の高さ2.25mからなる。
石室の奥壁及び羨道の右壁に施文があり、奥壁に古代の狩猟につあったとみられる、靭と鞆が赤と白で描かれ、石を刻まず染料で直接描いたのが特徴である。
県指定昭和52年6月20日
管理者 鹿本町教育委員会
地元管理者 御霊組

 

開口部を背にした眺め。

(2023年3月上旬訪問)