墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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禁裡塚古墳(大藪3号墳) 兵庫県養父市大薮

楯縫古墳を見た後は、円山川を10㎞ほど遡って養父(やぶ)市の古墳へ。

最初に向かったのは禁裡塚(きんりづか)古墳。

 

かなり迷った末に実は墓地から近かった墳丘へ。開口部を見つけた時は安堵のため息が出ました。

(ちなみに車で墓地に入ってしまうとUターンは難しいです)

 

説明板には但馬最大規模の石室と。

県指定史跡 禁裡塚(きんりづか)古墳
指定年月日:昭和61年3月25日
南に伸びる小尾根の先端に造られた古墳で東西約32m、南北約34mのやや楕円形をした大型の円墳である。
横穴式石室は、両裾式で東に開口し、全長12.5m、玄室の長さ5.9m、幅3.0m、高さ3.5mあり、但馬最大規模を誇る。玄室壁面には、赤色顔料(ベンガラ)が塗られており、装飾付須恵器の破片も出土している。古墳時代後期の6世紀後半に築かれた但馬を代表する古墳である。
大藪には大型の古墳が集中しているところから、付近に但馬最大級の政治権力(首長)の存在が考えられている。
平成5年11月 兵庫県教育委員会

 

開口部はそれほど大きくないですが…

 

玄室は大きく、荘厳でした。美しい石組みにため息。

 

奥壁を背に。

 

朱がしっかり残っています。


なぜだか、フラッシュで撮っておらず。

直前で迷っていた時の動揺が残っていたのかも知れません。