豊岡市立歴史博物館を見学した後は東に2.8㎞にある楯縫古墳へ。
こちらの観音堂が目印。
その左手に、大きな石柱が立っています。
ここに停めさせていただきました。
谷の中を緩く上った先に、苔むした石室がありました。
入り口脇には、入室禁止の立札。
説明板もあります。
県指定史跡 楯縫(たてぬい)古墳
指定年月日:昭和52年3月29日
所有者・管理者(略)
楯縫古墳は、円山川右岸の中流域に造られた横穴式石室を埋葬施設とする円墳である。
墳丘は直径29m、石室は両袖の横穴式石室で西向に開口し、奥行13m、奥壁の高さ3.4m、閉塞石を一部残し、玄室の床面に川原石を敷いている。遺物は、昭和49年度の実測調査の際、石室内から大刀、刀子、鉄鏃、鐙、轡、土器片の他、銀象嵌を施した刀の金具が発見された。以上のことから当古墳は6世紀後半の築造であることが判明した。
当古墳は、但馬地方屈指の規模の石室をもち、律令期の但馬国府の地の歴史的背景を考える遺跡として貴重なものである。
平成元年10月 兵庫県教育委員会
豊岡市立歴史博物館でいただいたパンフ(但馬古墳手帳)には、玄室長約5mで但馬地域で2番目の規模との記載も。
玄門手前から奥壁を。天井石はかなり抜けています。
そこから羨道部側を。
玄室の天井石を外から。
背面側から。
振り返った谷の奥側。
傾いてきた日差しの中で。
神々しかったです。
ブレス オブ ザ ワイルド的な…