墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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ガイダンス施設 山代の郷(向山1号墳 石棺式石室レプリカ) 島根県松江市山代町

山代二子塚古墳のすぐ南側には、八雲立つ風土記の丘の施設群に含まれる「山代の郷」があります。駐車場完備で、ここに車を停めて周辺の古墳をじっくり巡ることができます。

 

山代二子塚古墳の解説ビデオを視聴できる部屋がありますが、なんと柱が円筒埴輪仕様。

ガイダンス山代の郷 | 八雲立つ風土記の丘

 

エントランスロビーには、近くにある向山1号墳・石棺式石室の実物大模型が。

かなり大きくて圧倒されました。


カンヌキ形が彫り出された閉塞用の板石あり。

 

側面側は石室内がよく見られるように一部が切り取られています。

 

石室内の石棺は、側面が開くタイプ。縁がカーブします。

 

こちらは山代二子塚古墳(の中)にあった解説板。

向山1号古墳
この古墳は、一辺が30m前後の方墳と考えられています。古墳の中には石室や石棺が良い状態で保存されていました。石室の入口には東部出雲でよく使われる「++」の形をしたレリーフが表現された石の扉石が置いてありました。
発掘調査によってお供え用の土器や乗馬用の道具(馬具)などが発見されています。

 

安来市吉佐町の穴神1号横穴墓の石棺レプリカも。

壁画が描かれた石棺の出土例は九州以外では唯一例とのこと。

 

「回顧展 石屋古墳・平屋遺跡」のパネル展示もありました。


向山1号墳は、ガイダンス施設 山代の郷から500mほど西の私有地内(見学不可)にあるとのこと。現在はグーグルマップにピンが立っていますが訪ねた1年前には無く、さまようだけになりそうだったので遠望のみで(宇竜谷北の交差点から。おそらく左奥の斜面上)

 

(2021年10月上旬訪問)