前回の金縄塚古墳から1.5㎞西北西、同じく鵜沼宿街道沿いに衣装塚古墳があります。
街道沿い北側、空安寺駐車場に接して墳丘が。
駐車場の端に入口があります。
説明板も。大きな円墳ですが、前方後円墳だった可能性もあるとのこと。
県指定史跡 衣装塚古墳
各務原市鵜沼羽場町2丁目244
衣装塚古墳は、各務原台地の北東辺部に位置する県下最大の円墳です。
墳丘の大きさは直径が52m、高さが7mあり、周囲は開墾のためやや削平を受けていますが、北側はよく原形を留めています。また、墳丘表面には葺石や埴輪は認められません。
衣装塚古墳は、円墳としては県下最大規模の古墳ですが、ここより南西約300mのところに、県下第2位の規模を有する前方後円墳の坊の塚古墳が所在することや、本古墳の墳丘西側がやや突出する形態を示していることから、本古墳も本来前方後円墳であったものが、後世に前方部が削平されて、後円部が円墳状に残された可能性もあります。
衣装塚古墳の築造年代については、本古墳の埋葬施設や年代が推定できる出土遺物が知られていないため、正確な判定はできませんが、およそ古墳時代の前期から中期にかけて(4世紀末から5世紀前半d)の時期に坊の塚古墳に先行して築造されたと考えられます。
平成4年3月30日 各務原市教育委員会
説明板の後ろから登り始めて、街道側を。
墳頂の様子。
眺望はいまひとつ。
が、木々の合間から、犬山城が望めました。
墳丘南側の鵜沼宿街道。センターラインはありません。
道の幅とカーブの具合に、歴史を感じました。
目の前にあったバス停の名は、ずばり衣装塚古墳!
墳丘東側の枝道から。もし前方後円墳であったなら、後円部先端側になると思います。