墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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鵜沼西町4号墳 岐阜県各務原市鵜沼西町

前回の衣装塚古墳から東に100mにピンが立つ、鵜沼西町4号墳も訪ねました。

住宅街にありますが周囲が道路や空き地になっていて、見学しやすい墳丘です。

 

墳丘へは整備されたばかりのような階段も。

 

墳頂には大きな石碑が。

 

墳頂から南方向の眺め。

後述の資料によれば、現状の墳丘は直径14.25m、高さ2.25m。

 

西側からの墳丘。

 

左奥の木立は衣装塚古墳です。

 

検索すると、各務原市埋蔵文化財調査センターの資料がヒットしました。

平成6年度から、近くの上田遺跡とともに土地区画整理事業に伴う調査があり、鵜沼西町4号墳でも部分的な発掘が行われ、江戸時代には六部塚(巡礼者の墓)として再利用されたと考えられるとのこと。
衣装塚古墳(1号墳)を含めて7基で鵜沼西町古墳群を形成していたものが、現在残るのは2基のみ。

https://www.city.kakamigahara.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/328/25uedaunuma.pdf

 

金縄塚古墳で見た説明板の古地図に載る「一輪山古墳」は削平された3号墳でした。

前出の資料によれば、一輪山古墳からは三角縁神獣鏡が出土しているそうです。

 

一輪塚古墳は多分、下の写真の中央あたり。奥の木立が衣装塚古墳。

 

また、ここから500m東の鵜沼宿本陣跡のすぐ北に、立派な石室が残る二ノ宮神社古墳があったことを今知りました。(いつものパターンです…)