後山古墳群の見学後は、福山市の北側平野の北縁に点々と連なる古墳を西から巡りました。
最初に向かうのは大佐山白塚古墳。
山塊の西側の道路を北上し、ここを右に上がります。自分が行ったときは右の草むらが広場になっていたのでそこに停めて歩きました。
200mほど進むと入口に「通行止」の標識が。
見上げると石段の一部が崩壊しかけていました。
左脇を通って上がらせていただきました。
上がった先には立派なあずまや。「白塚古墳公園」の看板が。
さらに上がった尾根に、古墳群がありました。
その中で最も大きく、高い位置にあるのが大佐山白塚古墳。
大佐山白塚古墳(広島県史跡)
1948年9月17日指定
標高188mの大佐山のほぼ頂上の南斜面に位置しています。大佐山古墳群の中では最大の古墳で、一辺が12mの方墳と考えられ、裾の前部に貼石状石列があります。内部主体は全長7.8m、幅1.8m、高さ2.3mの花崗岩の切石を用いた横穴式石室で石室中央両壁に石柱を立てて、その上に横石を架け渡し、石室を2等分しているのが特徴です。白塚ということから、かつては壁面に漆喰を塗っていたと考えられますが、現在は明瞭ではありません。
この古墳は形態などから、7世紀前半の古墳時代終末期に築造されたと考えられます。
福山市教育委員会 新市町商工会青年部
1997年3月
大きな開口部です。
スマホ広角で。
すらっとした柱があります。
説明板にあった図の拡大。羨道と玄室ではなく、玄室が前後に2等分されているとのことでした。
柱の先を広角で。
奥壁の一枚石。平滑な表面です。
奥壁に向かって左側壁。
右側壁。
奥壁を背にして。
同じ位置から広角で。
開口部からの眺めは素晴らしいかったです。尾根上に数基が連なります。
福山市の北側の平地部が見渡せました。
右から流れてきた芦田川が中央の小山に沿って右奥に回り、山並み向こうの福山市南側、福山駅や福山城のある市街地へ流れていきます。
朝に飛行機から見た上からの景色。
大佐山白塚古墳から東2.5㎞の上空からだと思います。