毛塚古墳群は高坂古墳群の南西、舌状台地の南縁に点在する。
前回の高坂12号墳から毛塚1号墳までは徒歩10分の距離だった。
住宅街を進んでいくと、ゆるい下り坂の先に土盛りが顔を出した。
近づいていくと、大きな前方後円墳⁉
思わずパノラマで。
裾にあった説明板の図を見ると、頂部の盛り上がった部分だけが墳丘(円墳)でした。
毛塚1号墳
左手奥の高まりは古墳という昔の偉い人のお墓です。古墳がつくられた時代を古墳時代(今から約1700~1300年前)といいます。
出土した土器(土師器の壺)の特徴から、毛塚1号墳が、このあたりで古墳がつくられはじめた最初のころ(約1600年前)の古い古墳であることがわかりました。
東松山市内には500基をこえる古墳があったことがわかっていますが、ほとんどが壊され、残っていません。この古墳も一部がすでに壊されてしまいましたが、残った部分を公園に保存することができました。
昔の人の歴史を未来に伝えていくために、この古墳を大切にしましょう。
平成27年3月 東松山市教育委員会
下からは前方部に見えたところにはあずまやが。すぐ西側を東武東上線が通っていて、古墳と電車を心ゆくまで眺めることができます。
毛塚1号墳の全容。
墳頂に上がらせていただきます。
墳頂から南南西方向を。越辺川の支流までは南に200m、本流までは1㎞ほどです。
北方向。小さな谷戸が入ったような地形です。900m先に高坂駅。
墳丘から、線路と反対側の東方向。