墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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下末吉面歩き・5 神奈川県横浜市鶴見区

前回のつづき、馬場花木園(ばばかぼくえん)から。

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姿の美しい「しだれ梅」が東屋の前に。

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公園の広さは2ha強。

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公式ブログを見ると、四季折々での花の種類が豊富。

馬場花木園公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会

 

園内には江戸期からの萱葺民家が保存されています。 

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このときは室内にお雛様が飾られていました。

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その説明板。

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旧藤本家住宅主屋・東屋

旧藤本家住宅の主屋は、江戸末期から明治初期に、現在の港北区篠原に建てられた茅葺屋根の民家(農家)を、旧馬場村の澤野家が購入し、この地に移築したものです。棟木の墨書から、大正2年(1913)に移築(上棟)されたことがわかっています。現在の間取りは右土間、整形四つ間ですが、痕跡等から元々は広間型と推定されます。土間境中央に大黒柱が建ち、土間境、部屋境は差鴨居を多用しています。建物の建ちは高く、小屋組は上屋と一の下屋からなり、南正面から西面は化粧垂木天井として茅を葺き下ろしています。

規模、間取りなど、それぞれの場所、時代で改変がなされ、当初の姿を明らかにすることは困難ですが、建築以後、茅葺屋根の民家としての姿を維持しながら、各所有者、時代、周辺環境と共にその歴史的、文化的価値を積層してきた貴重な遺構といえます。

茅葺屋根の東屋は、納屋を茶室として改修したもので、主屋と一体となって、農家の屋敷を形成してきた附属屋の遺構として評価されています。

これらの価値が評価され、旧藤本家住宅主屋及び東屋は、平成28年(2016)11月15日に景観条例に基づき「特定景観形成歴史的建造物」に指定されました。

施設・サービス||馬場花木園公式サイト|公益財団法人 横浜市緑の協会

 

きれいに修築されていて、新築のような雰囲気でした。

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建物は、谷戸のどんづまりの明るい斜面にあります。裏手の散策路から。

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その背面側の丘を上がって、馬場町神明社へ参拝。

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境内には巨大なクスノキがあります。

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神明社から丘を降りるとまた暗渠。

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ツアー終了時刻が迫っていたので、地形を眺めつつ速足で進みます。

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最後に立ち寄った神社。社殿前の道路が面白い形。

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渋沢稲荷神社。斜面の立地ですが広くて清々しい境内でした。

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最後の斜面を下る直前に見た風景。

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そして最終目的地の二ツ池に到着。

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葦の繁る地味な池に「えっ」という雰囲気が一同に漂ったが、池は名前の通り2つあった。

 

先に見たのは「獅子ヶ谷池」で、中央の土手を隔てて東側に「駒岡池」がある。

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駒岡池の方にはデッキが整備されていた。

上記の「二ツ池調査部通信」は駒岡池側にある案内板に。

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池の中央は村の境界線でもあった。

 

駒岡池の南側は獅子ヶ谷池と同じ「鶴見区獅子ヶ谷」

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二つの池を分けている土手の名は「龍の道」

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帰路はバスにて鶴見駅へ。

 

以上で下末吉面歩きのツアーレポート終了です。東京スリバチ学会会長・皆川典久氏のガイドによる非常に充実したツアーでした。

誠にありがとうございました。また折をみて参加させていただきたいと思います。

【鶴見・下末吉2】東京スリバチ学会会長と歩く谷の真打・下末吉 | TABICA この体験が、旅になる。

 

(2年前に参加した赤羽歩きツアーも楽しかったです)