墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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下末吉面歩き・4 神奈川県横浜市鶴見区

前回の殿山公園を上がったところから尾根道を130mほど西へ進むと、この住宅街の角にも寺尾城址の碑があった。 

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寺尾城址
寺尾城は領主諏訪三河守五代(約140年間)にわたりこの地にあった。
後北条氏に属し、貫高は二百貫文(およそ二千石)で、北条早雲が小田原城主になる以前からすでに居城していた。
永禄12年(1569)、武田信玄が小田原城を攻めた際に、廃城になったと思われる。
数百年を経た今日、その遺構(空堀・土塁跡)の一部が殿山公園などに現存している。

 

そこから100mほど北に行くと、再び広がるスリバチ地形。 

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上記の階段ではなく、さらに北側のこの階段を降りました。

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降りた先のバス通り(水道道)を左にちょっと進み、左側に寺尾城址のあった台地側を見上げます。

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上記の坂を登って、最初に通り過ぎた階段の下側へ。

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さすがに上記は登らずに、すぐ南に鎮座する馬場稲荷へ。

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参拝しつつ小休憩。


地元の方(?)による説明板があった。

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馬場稲荷
もとは寺尾稲荷といい、正一位相模国稲荷大明神ともいう寺尾城主五代目馬之丞が夢に馬術の神託をうけ祈願成就した稲荷社でそれ以来馬術上達、馬場安全祈願の寺尾稲荷社として有名になった。宝永2年(1705)旧東海道鶴見村三家に「鶴見神社付近」「馬上安全寺尾稲荷道」の道しるべとして「従是(これより)寺尾道」と建てられている。
馬場稲荷社近く現在の「東高校」の場に「馬頭観音」があった。
奉納絵馬や献灯に祈願成就の武人の名が残されている。
また馬場稲荷社上には寺尾城跡地の石碑が建てられている。
2000年初午 嶋田

 

境内の隣に階段道。

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地図でみると、この階段は台地上とはつながっていないようです。

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上記から300mほど南西へ平地を進むと、せせらぎ緑道に出ました。

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横浜市によって再生された入江川。

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暗渠になっているのは道路との交差部。

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気持ちの良い散歩道です。

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緑道とはすぐにお別れして、水道道を渡って北側へ。緑がきれいな建功寺の山門の前を通り、今度は北へ進みます。

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さきほどの流れの支流を遡ります。住宅地ですが鷺も見かけました。

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さきほどの緑道より人工的な雰囲気。

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かばの親子も。

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カバは、横浜市水道局のキャラクターでした。

横浜市水環境キャラクター かばのだいちゃん|ゆるキャラグランプリ公式サイト

途中で緑道と分かれると、長屋門(馬場の赤門) が出現。

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馬場の赤門
江戸時代の名主(代官の支配下に村内の民政を扱った)屋敷の長屋門で幕府より紅がらぬりを許された。安政年間1855年に建てられ東寺尾、北寺尾、西寺尾、馬場、四カ村総代名主当時の建物です。
ふるさと再発見 寺尾奉行

 

ここも梅が満開でした。時間の都合で園内には入らず。

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長屋門から北東へ200mほど進んだ先、馬場花木園(ばばかぼくえん)で、10分ほど休憩タイムがありました。

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