宇佐神宮は、まだ日があるうちに参拝できた。
参道脇に、とてもきれいな状態の可愛らしい機関車があった。
昭和40年まで現役だったとのこと!
宇佐参宮線26号蒸気機関車
大分県指定有形文化財
この機関車は、明治24年(1891)にドイツ・ミュンヘン市のクラウス社が製造、明治27年に九州鉄道(株)(国鉄の前身)が購入し活躍していまたが、昭和23年機関車の大型化に圧され大分交通(株)に譲渡の後、宇佐参宮線の主役になりました。
宇佐参宮線は、大正5年(1916)3月開業し、昭和40年8月に廃止されました。
26号機関車は、形式10、製造番号2550号、最大長7.509m、高さ3.546m、幅2.546m、運転装備時重量23.36tで、実に71年間にわたり活躍しました。
もう一枚、修復の経緯が書かれた解説も。
走れクラウス号! 2001人計画
明治・大正・昭和にわたって活躍したクラウス号は、全国に4両しか保存されていない貴重な文化財です。しかし、110年を経て損傷が進み消滅の危機にあったため、ライオンズクラブ(宇佐LC・四日市大分LC・宇佐ながすLC)によって「走れクラウス号!2001人計画」と名付けた保存運動が行われました。その結果、多くの皆さんから浄財が寄せられ、立派に保存修復をすることができました。また、宇佐神宮より保護施設も設置していただきました。寄付者のご芳名はタイムカプセルに納めて地中に埋めており、21世紀によみがえったクラウス号とともに、末永く後世に伝えられることになりました。
2001年5月13日 宇佐市教育委員会
大事にされていれば、いつかまた、動ける日もくるように思います!
ku-さんが廃線跡を訪ねられています。
https://www.ku-hibino.com/entry/2016/02/15/150612
こちらのサイトには、在りし日の姿が。