墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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凶首塚古墳 大分県宇佐市大字北宇佐

前回の葛原古墳から宇佐神宮へ向かったがその手前にある、ちょっと怖い名前の古墳へ立ち寄った。

 

グーグルマップに導かれて凶首塚(きょうしゅづか)古墳へ向かうと、水田を隔てた対岸に導かれた。

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畦は細くて辿ると崩してしまいそうだったので、遠目からズームで。

巨石で組まれた石室が露出していた。

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一応周囲を回ってみると古墳入口の標柱が! 

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上がっていくと、石室正面側に出られた。

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立派な防護柵。 

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土が無くなっても、石室をしっかり押さえる天井石。

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大型動物のような存在感があった。

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そこから振り返った東方向。斜面を下ると寄藻川が流れる。川の対岸に宇佐神宮があるが、左側の電柱の右に鳥居が写っていた。

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ここから宇佐神宮までは1㎞ほどで、一直線の道でつながっている。それが古墳入口の標柱が立っていた道で、天皇即位や国家異変の際に宇佐神宮に天皇の使い(勅使)が派遣された勅使街道だった。

神宮の反対側には宇佐の駅があり、駅の館が建っていたことから宇佐川が駅館川と呼ばれるようになったとのこと。
弓削道鏡が天皇になろうとした時、八幡神の託宣を受けるため天皇の使いとして派遣された和気清麻呂も通った道だったそうだ。

http://www.usa-kanko.jp/spots/detail/68