昨年12月16日から2月7日まで開催中の展示。
「水と生きる」のサントリーらしさが表に出ているテーマ。
隈研吾設計の美術館の外壁。内部は撮影禁止なのでここまで。
展示構成は公式サイトで。
前期には「日月山水図屏風」(重文:大阪・金剛寺)や「善女龍王像」(国宝:和歌山・金剛峯寺)が、後期では「孔雀経曼荼羅」(重文:大阪・松尾寺)や「日吉山王祇園祭礼図屏風」(サントリー美術館蔵)が見られる。
展示のテーマの「水」は、彫刻は当然少ないが、絵画ではかなり幅広くをカバーするのではないか。
水は、いざ描こうとすると非常に難しい対象だと思う。静かな水面でも躍動する流れでも。
だからこそ、いにしえから多くの人びとがその表現にトライしてきたのではないか、と思わせるような構成だった。
テーマの幅が広いので、さまざまな時代での興味深い作品が選ばれていたが、冒頭に展示されていた弥生時代の「流水文銅鐸」は、琳派のルーツはここかと感じられるほど洗練されていた。
水の展示を堪能したあとは、21_21デザインサイトのフランク・ゲーリー展へ。
訪ねた日は1月18日、積雪のあった日で、途中も雪が残っていた。
特設リンクの横を通る。
LEDに積もった雪。
積もり具合によるグラデーション。
木々のイルミネーションもまだ続いていた。
雪面に映える。
グラスの泡のよう。
つづく。