墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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彦徳甲塚古墳 福岡県京都郡みやこ町豊津

前回の八景山から500mほど南西に、彦徳甲塚(けんどくかぶとづか)古墳があります。

 

墳丘のすぐ西側の字名が彦徳(けんどく)でした。想像もつかない読み方でした。

検索すると、「ひょっとこ」「すっとこ」の読みの隠語もあるようです。

 

国道496号から枝道へ入っていくと墳丘が。(この先は車では入れません)

 

なかなか雄大な墳丘です。

 

兜の形に見えますね。


説明板もあります。

彦徳甲塚古墳(福岡県指定史跡)
豊津丘陵北部の甲塚地区は、古墳時代の6世紀に京都(みやこ)平野南部を治めていた首長の墓地となっていました。当古墳の北東約500mに位置する甲塚方墳は墳丘の長さ約46mをはかる九州最大級の方墳です。またその間には直径20m前後の円墳が6基分布しています。
彦徳甲塚古墳は墳丘の直径が約29mの円墳で、甲塚地区では2番目の規模の古墳です。墳丘の高さは約7mで、まわりに二重の周溝がめぐらされていて、周溝を含めた古墳全体の大きさは直径約56mをはかります。内部の発掘は行われていませんが、周辺の古墳の例からみて横穴式石室が築かれているのではないかと推定されます。
当古墳はその外観が雄大で、兜を伏せた形を連想させることから、「甲塚」の地名の由来となったと言われています。1984年に墳丘の一部が破壊されたため、その後復元工事が行われました。
みやこ町教育委員会

 

墳頂に上がらせていただきました。

 

やってきた道を振り返って。

 

中央は説明板。周溝・周堤が回っています。

 

左へと。

 

南西方向。堤の向こうにちょっとした広場とベンチがあります。


奥は太陽光パネル。墳丘に達していなくて良かったですが…

 

振り返った彦徳甲塚古墳、と素敵なベンチ。

 

堤の外から見上げて。

2023年9月上旬訪問