墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

永安寺西古墳 熊本県玉名市玉名

万田坑の外観を見た後は南東に13㎞、玉名市玉名の古墳へ。

九州新幹線の新玉名駅から徒歩20分弱のエリアです。

 

50mほど南に、10数台が停められる駐車場あり。

 

そこから北に、民家の間の道を進むと”ドーム”に出ます。

 

麓にある説明板。

永安寺西古墳
永安寺西古墳の石室は、前室と玄室(遺体を埋葬した部屋)を持つ複室の横穴式石室で、阿蘇灰石で造られている。玄室には、石屋形(遺体を納めた施設)の痕跡が残っている。これまでは、単室(前室を持たない石室)とされていたが、発掘調査の結果、複室であることが判明した。玄室の壁面に円文が描かれ、前室の壁面は赤色で塗られている。かつては、玄室壁面の円文も赤色で塗られていたと考えられる。また、副葬品として、耳飾りや馬具などが見つかっているが、13世紀代以降に石室が破壊され、副葬品の大部分も失われていた。石の積み方の違いなどから、永安寺東古墳より少し後れて造られた古墳だと考えられる。
墳丘は本来丸い形の円墳だったが、中世以降に周辺部を削り取られたため当時の姿は失われている。
平成18年3月 玉名市教育委員会

 

石室模式図。奥壁側に石屋形があります。

赤い円文、見てみたいです。

 

公開はしていませんが、扉の前までは行けます。

 

後ろ側から回り込んで、墳丘を西側から。

 

扉の前から南側。熊本県北病院と、その右後ろに新玉名駅が見えます。


九州新幹線も。

 

このあと、東隣の永安寺東古墳(右の抉れた墳丘)の方へも行ってみました。