前回の年の神古墳から約1.3㎞南東に「年の神古墳第1号」があります。
県道312号から東に折れて。
柿の木でさらに左折。その奥に…
覆い屋の下に玄門が!
三差路角にあってコンクリで固められていますが、この石材は…
もとから2個だったのか、1つが割れたのかわかりませんが、きれいな四角形の開口部。
島根県や鳥取県で見てきた古墳を思い出します。
内部には屍床が、奥と左右との3ヵ所に。ちょうど日が差し込む時間帯でした。
石室上にあった説明板。人骨は20体前後とのことですが、後の時代のものも入っているのでしょうかね。
年の神古墳群1号
日本で初の埋葬様式を持つ貴重な巨石墳。昭和33年(1958)9月4~5日天神社の改修中発見、6~7日、宇土高校社会班が富樫教諭の指導で発掘。8~10日の3日間小林考古学会長、松本雅明氏、花岡興輝氏等精密調査でおびただしい出土骨で20体前後あり。個人→家族→一族(部落)の合同墓として利用されたようで、埋葬状態が層をなし全国的に類例のない珍しい埋葬様式で古代社会の研究に貴重な資料として注目された。
遺物:金銅環(耳飾3、須恵器3、小玉5 時代ー古墳時代後期で7世紀中期~8世紀中頃)
小川町教育委員会
小川町文化財保護委員会
道路側から。
斜面上側から。
ほんの40m程北東に2号墳があったことには現地では気づきませんでした。
平家蟹さんが訪問されています。
2021年11月訪問。柿は、たわわに実っていました。