伯耆墳行の2日目の最初の墳丘は狐塚古墳。
米子市内から車で40分弱でした。
国道9号から狭い踏切を渡って、不安になるほど細い道を上がって行くと、駐車場完備の墳丘があります。
正面が後円部、右に前方部が続いています。
その説明板。
町指定 史跡
狐塚古墳(昭和49年5月1日指定)
古くから土地の人が「狐塚」と呼んでいたこの古墳は、南北軸で全長87m、高さ6mあり町内最大級の前方後円墳です。周囲には幅約5mの周溝の跡があります。
くびれ部の西側には小型の横穴式石室が一基見えます。全長約2mで内部は天井が低く、階段状の入り口をもつ竪穴系横口式石室で、古墳時代中期の築造と推定されています。
盗掘された跡がありますが、詳細は不明です。
眼下には日本海を見晴らす場所に立地している点が印象的な古墳です。
<古墳の大きさ>
全長87m(南北軸)、高さ6m
平成16年9月 琴浦町教育委員会
後円部の脇から北側を。奥に日本海が見えています。
まずは墳丘裾を一巡り。4月下旬でしたが八重桜が残っていました。
周囲(周溝跡)は美しく草が刈りこまれ、まるで競馬場のようでした。
墳丘西側には藤棚も。
西側からみた鞍部。
その鞍部の上に、石が見えています。
前方部右裾側から。
前方部先端の直線です。
前方部左裾から。
前方部の上がらせていただいて、後円部方向(南)を。
振り返った北側。
後円部に上がって南側。
全長87mは大きい! 広がる水平線が素晴らしい!
北東方向の眺め。
海岸沿いに伸びる琴浦町。
後円部から北側の眺め。
奥の建物は介護施設で、墳丘周囲がとてもきれいに整備されているのは、施設のお庭になっているからでしょうか。
くびれ部の上あたりに顔を出している石材。
説明板にあった、竪穴系横口式石室の天井石のようです。
カメラを中に入れて。何枚か撮りましたがピントがあいませんでした。