前回の陵南中央公園からは北西に1㎞ほどの、いたすけ古墳を目指しました。
グーグルマップでは分かりにくいですが、なかなか高低差のあるエリアの、途中で渡った百舌鳥川。
川を越えて、ぐっと上り、住宅街に入り込んでいった先に、いたすけ古墳の墳丘が!
その手前の右(東)側に、善右ヱ門山(ぜんえもんやま)古墳がありました。
柵に説明板も。
いたすけ古墳の陪塚と考えられているそうです。一辺28m。
善右ヱ門山(ぜんえもんやま)古墳
国史跡 2014年3月18日指定
史跡名称 百舌鳥古墳群
時代:5世紀前半
古墳の形:方墳
古墳の規模:一辺28m・高さ(現存)3m
善右ヱ門山古墳は、いたすけ古墳の後円部南東側の堤に接する位置にあり、築造時期も近いことから、いたすけ古墳と関わりのある古墳(陪塚)と考えられています。いたすけ古墳の北東にあった吾呂茂塚(ごろもづか)古墳は、造られた場所や古墳の向きから善右ヱ門山古墳とともにいたすけ古墳の陪塚とみられます。
過去の発掘調査によれば、周囲に濠が巡らないことや、墳丘が2段に築かれ、1段目斜面と2段目斜面の間の平坦面には礫が敷かれて、円筒埴輪の巡ることがわかりました。円筒埴輪は南側で1.7m、西側で2mという間隔で立て並べられていることが特徴です。百舌鳥古墳群において、これほど広い間隔で埴輪が並ぶ古墳はほかにありません。
陪塚:大型古墳の周囲に築かれた中小の古墳
堺市 2019年3月
いたすけ古墳の後円部先端の右斜め側にある方墳です。
なかなかしっかり残っている墳丘です。