墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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栗塚古墳 大阪府羽曳野市誉田

今回の栗塚古墳も、誉田御廟山古墳(応神天皇陵)の陪塚のひとつになります。

 

前回の東馬塚古墳から100m程南。周囲を住宅が囲んでいます。

 

南東側に回り込むと、墳丘が良く見えるポイントがありました。

 

説明板も。一辺43mの方墳です。

古市古墳群
栗塚古墳
所在地:羽曳野市誉田6丁目
栗塚古墳は、応神天皇陵古墳(誉田御廟山古墳)から東へ約100mに位置します。1988・1989年に墳丘南側の隣接地で発掘調査が実施されました。
その結果、一辺約43m、高さ約5mを測る方墳で、幅約8mの周濠と、その外側には周堤が検出されました。墳丘斜面には葺石が見られ、濠底にも石が敷かれている状況が確認されました。また、周堤上部には円筒埴輪列が配され、周堤の内側斜面にも葺石が施されていました。出土遺物としては、大型の円筒埴輪や形象埴輪として家・盾・蓋・囲い形や、犬、鶏、さらに人物の埴輪が知られています。出土遺物の特徴から、古墳時代中期の5世紀前半の築造と考えられます。
応神天皇陵古墳で使用されているような大型の円筒埴輪の存在や、墳丘の向きが応神天皇陵古墳の東側周堤と平行していることから、栗塚古墳は応神天皇陵古墳の付属の古墳(陪塚)と見られます。主墳と陪塚との関係を考える上で、重要な古墳です。
羽曳野市

 

形象埴輪の写真のアップ。

 

見事な家形埴輪の実物は、羽曳野市文化財展示室で拝見しました。


ここから見ると大きな墳丘でした。

 

宮内庁による標柱。