白鳥陵古墳から白髪山古墳へ向かう途中に、小白髪山古墳へ寄りました。
白髪山古墳の長軸線上にある、全長46mの前方後円墳。
民家の間から後円部。
背後には分譲中の土地区画も。
国道170号に向けた前方部側。
振り返った向こう側には白髪山古墳。
相対的には小さくとも、前方後円形が明瞭です。
ぺんさんも、その美しさに言及。
小白髪山古墳【大阪府羽曳野市】
— ぺん@古墳巡り (@pen_kofun) 2018年10月14日
清寧天皇陵である白髪山古墳の東側に存在している全長46mの前方後円墳。古市古墳群中では決して大きな古墳とは言えませんが、残り具合も良く、非常に美しい前方後円墳だと思います。 pic.twitter.com/ILQ8ivSHQM
「古市古墳群を歩く」によれば、後円部径24m・高さ4.8m、前方部幅23m・高さ4.5mで、盾形の周堀を持つ、宮内庁により白髪山古墳(清寧天皇陵)の陪塚(い号飛地)に指定されているそう。築造時期は白髪山古墳とほぼ同年代の6世紀前半とされますが、調査で出土した円筒埴輪の年代から5世紀後半に遡る可能性も残されているようです。
側溝とフェンスで強調される、くびれ部の輪郭線。
後円部に回り込むと…
行き止まりでした。
そこから振り返った前方部側。右奥が白髪山古墳。西方向を向いています。
前方部の右裾側からも覗いてみましたが、こちらもぎりぎりに民家でした。