八尾市歴史民俗資料館見学後は、南東に徒歩13分の俊徳丸鏡塚古墳へ。
住宅街を上っていくと、囲まれるように墳丘が。
解説板の脇には、石室は外から見学するように、と墳丘には登らないように、との注意書き。
後に謡曲や浄瑠璃、歌舞伎になった俊徳丸伝説の解説も。
国史跡 高安千塚古墳群 俊徳丸鏡塚古墳(大窪・山畑27号墳)
平成27年(2015)3月10日に高安千塚古墳群の大窪。山畑支群内の一基として国史跡指定されました。6世紀の造られた直径15m、高さ3.8mの円墳で、内部は右片袖式の横穴式石室です。高安千塚古墳群中で構造・規模ともに典型例となるものです。
また、この地は謡曲弱法師(よろぼし)、浄瑠璃摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)の舞台となった俊徳丸伝説の地です。日本画家で、身体障がい者の社会復帰に力を尽くした大石順教尼(1888~1968)の依頼で、實川延若(二代目)や松本幸四郎(七代目)、尾上菊五郎(六代目)といった著名な歌舞伎役者が寄進した焼香台や手水鉢、燈籠の竿石があり、文学史跡としても貴重です。
平成29年3月 八尾市教育委員会
墳丘東側の道。
開口部の様子。「立入禁止」のテープがあります。
テープの手前から手を伸ばしてズームで。見事な石室でした。
西側から墳丘を。(右手が開口部)
墳丘北西側には巨石が。
墳丘北東側。