前回の田村山古墳からは、西に4.5㎞・会津盆地の西縁にピンが立つ吹上”円墳”へ向かった。最寄り駅の只見線・根岸駅からは徒歩24分。
坂を上がった先、新鶴温泉健康センターと道路を挟んだ向かいの階段を上ったテラスから振り返って。
その段の東隅に、その円墳はありました。
会津美里町による説明板。かつてあったという古墳の名前(四十八壇古墳)からすると、沢山の墳丘がポコポコと展開していたのでしょう。
吹上円墳
古墳は豪族がみずからの威容を示すために築いた墳墓である。この吹上丘陵一帯は会津盆地を一望できる景勝の地で、かつては四十八壇古墳など数多くの古墳が造営されていた。この吹上円墳は周溝の所在は不明であるが当初の姿を比較的良く伝える円墳として貴重である。
町指定文化財 会津美里町教育委員会
墳丘の桜はまだ花をつけていました。
裾を一回りします。
そこから振り返っての眺め。盆地の向こうの山まで見渡せます。
古墳のあるテラスのもう一方の端には、戦没者慰霊碑がありました。
新鶴「温泉」があったり、その先には新鶴ワイナリーや会津美里町ふるさと物産館があったりと、気になる施設の多いスポットでした。