会津大塚山古墳の次に訪ねたのは、西に7㎞ほど、会津盆地のほぼ真ん中の阿賀川西岸に立地する田村山古墳。
周囲を田んぼに囲まれているが、アプローチの道はしっかりしていた。
形のいい松が墳丘にある。
円墳のように見えるが、解説によれば全長25mの前方後円墳とのこと。
昭和47年4月1日指定
市指定史跡 田村山古墳
会津若松市北会津町田村山字塚腰
田村山古墳は、古墳時代前期(4世紀)ごろに築かれた全長約25mの前方後円墳である。
この古墳は、地元では古くからその存在が知られており、江戸時代後期の会津藩士田村三省が会津藩内の珍石・奇石・石器とその産地について図入りで解説した「会津石譜」にも「糠塚」の名で書かれている。
なお。大正時代中頃まではこの古墳の西側約60mの場所に「灰塚」と呼ばれる塚が存在しており、江戸時代後期の寛政年間に鏡などが出土したと伝えられている。昭和時代初期に墳丘部が掘削され、その際に銅製の鏡二面と、管玉、ガラス製小玉、直刀及び土師器の破片などが見つかっている。
これらの出土遺物は、福島県の重要文化財に指定されている。
平成27年3月 会津若松市教育委員会Tamurayama Tumulus
Tamurayama Tumulus is like a keyhole about 25 meters long, which was built in around early Kofun period(4th century). We found the mirrors, swords and jewels from here.
後円部(?)の周りを進む。
雪のついた山を遠望できました。飯豊山地でしょう。
回り込んで東側から見た墳丘。こちらが前方部側でしょうか。
墳丘には立派な石碑があります。
墳頂から西方向。
反対側の東方向。会津盆地の広さが実感できる場所でした。