弘前市民会館の南、道路を隔てた向い側には地元の名士の別邸があります。
冠木門から入場する藤田記念庭園。
おとぎ話のセットのような洋館は大正10年の築。
日本商工会議所の創設者・初代会頭の藤田謙一氏(弘前市出身)の旧別邸で、設計は堀江佐吉の六男・堀江金造、施工は長男の堀江彦三郎。
青森県のサイトによれば当時の堀江組の技術力の高さを、面が台形の形をした袴腰屋根を反りを付けて玄関先まで下ろす技術や、階段吹抜け部分を八角形の塔にし外観にそびえさせるデザインに、見てとることができるとのこと。
旧藤田家別邸洋館|青森県庁ウェブサイト Aomori Prefectural Government
室内には”メイド”さんもいらっしゃる 「大正浪漫喫茶室」があるのですが、市民会館で一休みしたすぐ後だったので、”ちょっと見せていただくだけ”としました。
南側に回って。一階が喫茶室です。
庭にある、推定樹齢150年のシダレザクラ。
和館もあります。
煉瓦建物は”匠館”
敷地の外側にあった庭園マップ。濃い緑が崖面で、低地側に池があります。
雨だったので、庭散策は次の機会としました。