この日(3月26日)の朝、天ヶ瀬温泉の宿に帰る前に最後に寄ったのがこちらの惣田塚古墳。三隈川支流の高瀬川の右岸、サッポロビール日田工場北側の台地下に立地。
県道からも説明板が見えていた(画面中央の四角)
東隣が民家だったので、こちらの畦道から入らせていただいた。
まっすぐ進んで説明板前に到着。
惣田塚古墳
日田市琴平町983番地
この古墳は横穴式石室を持つ円墳で、築造時期は古墳時代後期の7世紀のはじめ頃のものと考えられる。
現在は、南北約13m、東西12m、高さ3mの墳丘を残し、羨道部は破壊されて存在しない。入口は、南に開口しており、内部は玄室と前室からなる。玄室の奥壁から前門までは5.1m、両室とも天井石は扁平の一枚岩を使用している。天井石から現在の床面までは1m前後しかないことから内部は土により埋没していると考えられ、玄室の東側は一部破壊されている。
これまで発掘調査は行われていないため、出土遺物は不明である。
平成元年11月22日 日田市史跡指定
日田市教育委員会
石室石材が露出した墳丘を横から。
開口部は膝高くらい。
西側から。
カメラを差し込んで撮影。
前室の側壁。
奥壁を。
室内の様子は額田大玉さんのサイトで見られます。
開口部の背面側から墳丘を。奥にちらりと写っている橋が国道212号(バイパス)で、左の丘のほうにサッポロビール日田工場があります。
上記の背面側の北方向。三隈川までは400mほど。
すぐ近くの桜並木が朝日に輝いていました。