墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

鬼塚古墳 大分県国東市国見町中

大分墳行の最初の古墳は、国東半島北にある鬼塚古墳。 

 

事前に国東市教育委員会文化財課に電話をして、石室内の見学希望をお伝えしていて、職員の方の都合によっては可能であるとの返事をいただいていた。

文化財課は前回の弥生のムラの施設にあり、訪ねると、鬼塚古墳石室内を見学させていただけるとのこと。

なんと、車で40分もかかる現地まで先導していただけた。

 

国道213号から枝道の急坂を上がった先にあり、最初のルートは道路工事中で途中で後戻り、国道に戻って別のルートも工事が行われていたが無事に現地に到着できた。

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雨に佇む墳丘。

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現地説明板。 

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史跡 鬼塚古墳
所在地:東国東郡国見町大字中2428-1
造営年代:6世紀末
出土遺物:刀・鏃・金環・ガラス玉・須恵器(坏・高坏・坩・平瓶・堤瓶)・土師器(壺)
鬼塚古墳は、11基から成る西山古墳群の一つで、線刻壁画のある装飾古墳として知られている。
石室の構造は、大型の石材を用いた単室の横穴式石室である。丘陵傾斜面に立地するため、玄室を半分ほど地下に埋め、これに傾斜のある羨道部がついている。
線刻壁画は、玄室奥壁および左右の側壁の一部にある。各壁面とも線の重複が多いため図柄がはっきりとしないが、奥壁には樹木・木の葉・舟・人物などが描かれ、右壁の腰石上部の石には、素朴な描写の鳥が2羽向かい合っている。また、左壁腰石には、樹木のようなもののほか多数の鳥がみえる。


指定 昭和32年11月
古墳の規模
墳丘:東西10m、南北13mの楕円形
石室:全長8.5m、玄室長3.8m、奥壁幅2.3m、天井高1.95m、羨道長約4.2m
主軸の方向:N-22度ーE

 

 壁画と実測部の部分。

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鍵を開けていただきました。 

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内部の様子。 

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なんと、強力なライトで、玄室を照らしていただけました。

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石が敷き詰められた平坦な床。奥の方が少し高くなっています。

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 奥壁に向かって左側。

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向かって右側。

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上記の中央上、下から2番目の石の表面に水鳥の線刻画がありました。

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石の表面や線刻の幅や深さで埋葬当時のものと推測できるそうです。

 

書き起こし資料を見せていただきました。

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これぞ、元祖「カワイイ」? 

 

右側の鳥は、足もはっきりわかります。

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左の鳥は尾羽も表現されています。

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奥壁の様子。 

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ここにも線刻画がありますが、形は認識できませんでした。

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船と人が描かれているようですが。 

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天井石の様子。 

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奥壁を背にして開口部。

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開口部から外を。 

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海の近くですが南側に開口するので、開口部からの景色は山になります。 

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墳丘を背中側から。

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墳丘の隣にある小さな祠。 

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この台座も石室石材のようです。 

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墳丘前に道があるので見学しやすい古墳ですが、この日はどちらの側でも工事が行われていました。一人で来ていたら撤退していたかもしれません。

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西山古墳群の残り10基は、まだ未調査なのだそう。ほかの古墳の石室にも、同様の線刻画が残っていることが期待できるのではないでしょうか。

 

ご多忙中のところ、丁寧にご案内いただき、本当にありがとうございました!