東諸県郡(ひがしもろかた郡)国富町(くにとみちょう)の本庄古墳群の2回目。
現地説明板のマップを見て、左(東)端の8号・大将軍塚から、まっすぐ引かれた旧道に沿って右(西)へ向かうことにした。
バス通りからチラリと見えた14号墳。15号・東銚子塚の東側。
バス通りの南に並行する旧道(マップにあった横一直線)に入ると、郵便局の裏に9号墳。(途中の住宅街にある12号墳・上山塚は気づかずに通り過ぎてしまった)
9号墳の墳頂付近には石室材とみられる石が一部露出。
そのすぐ東に、8号墳(大将軍塚)への枝道があった。
鳥居をくぐって石段を上がると右手に稲荷神社の社殿があった。
境内に説明板。社殿の立つこの場所が、直径50mという大きな円墳だった。
本庄古墳群 8号墳・大将軍(デジョグン)塚
東西約50m、高さ約2mの円墳です。
墳丘の上には、大将軍神社が建立されています。大将軍神社には、稲荷神社の夏祭りの際、稲荷の神様がお旅所として一泊されます。
社殿前から鳥居側(北)を
南側は台地端。
旧道に戻って西へ向かう。
板壁が見事な民家。
進んでいくと右手(北側)に22号墳(地蔵塚)
説明板が整備された古墳が多く、見学者にはありがたかった。
本庄古墳群 22号墳・地蔵塚
南北約18m、高さ約3mの円墳です。
墳丘の上には、火防せで有名な宇納間(うなま)地蔵を勧請して建立された地蔵堂があります。(毎年8月にこの古墳の前で、地区の子どもたちが「地蔵様子ども手踊り」を踊るんだよ!)
墳頂に上がって地蔵堂に参拝。
振り返った南側。
さらに西へ進むと26号墳(てんの塚)の大きな墳丘が左手に。
駐車場が少し喰い込んだ後円部端。
くびれ部に、金刀比羅神社への石段があった。
鳥居脇にあった説明板。
本庄古墳群 26号墳・てんの塚
全長約63m、高さ約6mの前方後円墳です。
古墳時代後期の6世紀前葉に築造されたと考えられています。
墳丘の上に、江戸時代に建立された金刀比羅神社があります。
(金刀比羅神社は上方と交易した町の豪商たちが、航海の安全を祈って建てたんだよ!)
石段の上から北側を。
くびれ部から後円部。左下が駐車場になる。
後円部から前方部を。全長63mの前方後円墳は”小さい”とは言えない規模だが、街中にあると特に大きく感じる。
墳丘から南側を見ると、別の前方後円墳が望めた。
ズームして。マップによれば 27号墳・猪の塚で、右が後円部、左が前方部。
前方部上の金刀比羅神社に参拝して振り返った後円部。
社殿の後ろに回って、前方部から眺めた南西方向。
上記の中央をズームして。ここにも前方後円墳の鞍部が。
23号墳・てんの塚を下りて、裾から見上げた前方部。
南への枝道に入って27号墳(猪の塚) の方へ。
南側に回り込んだが、近づけるルートは見つけられなかった。
左が前方部、右が後円部。