4/16、予定していた休みの日が晴れたので、子供が学校へ行った後、前から気になっていた場所へ夫婦で出かけた。
茨城県の北西部で筑波山・加波山の北側、栃木県益子町の南側にあたるエリア。
山に点々とヤマザクラが咲いている様子を楽しむことができた。
東京からは東北道か常磐道から北関東自動車道へ出て笠間西ICまで2時間弱。電車だと小山まで新幹線を使えば、そこから水戸線羽黒駅で1時間30分台で行ける。
近隣のマップはこちら。桜川のサクラ
山の展望台からの眺めも見たかったので、まず平沢林道の入口あたりを目指し、地元の農家の方の無料駐車場に停めて(ワラビ等を購入しました)、歩き出した。
この棚田にはすでに水が張られていた。超望遠で鳥(猛禽類系)を狙っている方々がいた。
林道は4/7から4/27まで一般車両は通行禁止になっている。上の展望台までは約2kmでゆっくり歩いても片道1時間ほど。
新緑も綺麗。
斜面で頑張っている一本。
第一展望台からの眺め。人工物が気にならない画角もあった。
目的地の第2展望台近くの一本。
その木の下の林道から。何人かの方々がカメラを構えていた。
山桜色、広葉樹の新緑、針葉樹の深緑が交錯する。
葉桜越しの麓の緑。
上ってきた林道を振り返ったところ。
桃源郷でなく桜源郷。この少し先に木造のベランダのような展望台があった。
展望台からの眺め。手前の三角が加波山。中央奥が筑波山。
展望台に着いたのは正午。暖かく、ほとんど風もなく、気持ちがよかった。
何組かの方々がお弁当を楽しまれており、車を降りて食べ物も飲み物も買わずに歩き始めてしまったことを後悔した。
以下はいただいたパンフより。
「桜川のサクラ」一千年の歴史を誇る桜の名所
桜川(桜川市岩瀬地区)は、古来より「西の吉野、東の桜川」と並び称される桜の名所でした。
平安時代の歌聖 紀貫之が歌に詠み、室町時代には幽玄能の大家世阿弥作謡曲「桜川」の舞台にもなっています。
江戸時代には歴代将軍により、隅田川堤はじめ江戸各所に移植されました。特に水戸光圀は、櫻川磯部稲荷神社を度々社参、この地のサクラを大変気に入り、持ち帰って偕楽園前の小川に移植し、「桜川」と名付けるほどでした。
明治時代には旧岩瀬町出身の俳人であり文学者石倉翠葉氏がサクラの衰退を嘆き「櫻川事蹟考」を出版。
これが礎となって、大正13年国指定「名勝」に、昭和49年には国の天然記念物に指定されています。
後編はこちらです。