5/19、午後から埼玉(さきたま)古墳群に。東北道の羽生インターで降りて、行田を目指す。
田畑と水路が拡がる風景。水量が多く、水位が田畑の面より高い感じ。
1、八幡山古墳 推定直径80mの円墳。7世紀前半 若小玉(わかこだま)古墳群に属する。
別名「関東の石舞台」。工業団地の中の小公園にある。門扉が空くのは休日のみだそうだ。
前から3室続く。最奥は入るとセンサーで明かりがつくようになっていた。ありがたい。
修復された石組だが、精緻で美しい。なんといっても広いし。
大きな天井一枚岩。すきまから光がさす。今地震になったら、と心配だった。
迫力ある緑泥片岩の重なり。秩父産だそうだ。
天井岩の上から。こんな岩を運ぶのは大変だったろう。
石室天井に上って、はじめて横に管理棟があって管理人の方がいるのがわかった。
ちょうど入れ違いに、千葉実年大学校サークル活動、歴史倶楽部主催による「埼玉県北部行田市の旅」の御一行が大型観光バスで到着。(大きな駐車場があった)
例によって誰もいなかった公園が大賑わいとなっていた。
2、地蔵塚古墳
カーナビに印が出ていた(八幡山は出てなかったが)ので、すぐ近くの地蔵塚古墳へ。
7世紀中葉の古墳で、線刻画があるそうだが、厳重に閉じられていた。
http://www.bell.jp/pancho/travel/saitama/jizozuka%20kofun.htm
「公園+小さな社」のパターン。公園の反対側に階段があった。
この後、今回の目的地「さきたま古墳公園」に向かう。
3、さきたま史跡の博物館
旧遠藤家住宅 2棟の農家が移築されていた。
4、丸墓山古墳 直径105m 日本最大の円墳。 6世紀前半
丸墓山古墳へのアプローチは、石田堤の桜並木。横には池も。
高さ約19m。百段近い階段。
頂上からの眺めは素晴らしい。
左が稲荷山古墳、右奥に二子山古墳。
5、稲荷山古墳 120m 5世紀後半
1968年に後に国宝となる鉄剣が出土した古墳。
縦方向に縦歩できる。ここの前方後円墳は、ほぼみな北北東に後円部を向けている。
按部でバンザイ。
後円部から登ってみる。
頂上には遺構のレプリカ。
稲荷山古墳から丸墓山古墳を眺める。桜の季節にまた来たい。
6、将軍塚古墳 90m 6世紀後半
古墳の中に展示室をつくってしまった!くびれ部から入る。
埋葬されている様子がリアルにわかる。内部の岩は、房州産(房州岩)だそうだ。
7、二子山古墳 138m 古墳群中最大。 6世紀前半
二子山古墳は、水を湛えた周溝を巡らせている。
もとは水堀ではなく、墳丘のすそを保護しないと崩れてしまうようだ。
横から見ると実に雄大。手前は「菖蒲」の花畑のよう。
古墳亭とい蕎麦屋があったが、臨時休業。残念!
8、忍城 (行田市郷土博物館)
16:15に到着。入場16時までで閉館16:30だったが、入れてくれた(ありがとうございました)
すぐに「御三階櫓」の展望台に直行。警備の方に、丸墓山の方向を聞いたらなんとか見えた。