墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

吉岡大塚古墳(和田岡古墳群) 静岡県掛川市高田

今回の吉岡大塚古墳も和田岡古墳群に含まれる。

春林院古墳の前から吉岡大塚古墳へは一直線に500mほど。

 

途中は茶畑。

 

吉岡大塚古墳のそばで振り返った春林院古墳。こちら側の方が少し標高が高い。

 

吉岡大塚古墳は、周囲も含めて草木が刈られて鑑賞しやすいように整備されていた。

 

文字の部分が彫り残された、凝った説明板。 

史跡 和田岡古墳群のうち
吉岡大塚古墳 
原野谷川右岸の河岸段丘上の南北約2.5km、東西約1.0kmの範囲の中に、前方後円墳4基、円墳16基、方墳3基が確認されている。これらの古墳のうちの前方後円墳4基と円墳1基が、和田岡古墳群として国の史跡に指定された。
吉岡大塚古墳は、前方部が西を向く前方後円墳で、和田岡古墳群の中では3番目に大きな古墳である。古墳の規模は次のとおり。
全長55.0m 後円部直径41.3m 後円部高さ7.2m 前方部幅27.5m 前方部長さ13.7m 前方部高さ2.5m
墳丘のまわりに幅11.4mの周堀が巡る。和田岡古墳群の中で墳丘を巡る周堀が確認できるのは、この古墳と行人塚古墳である。墳丘には葺石と埴輪が存在する。
この古墳の特徴は、後円部の大きさにくらべ前方部がきわめて小さいことである。もうひとつの特徴は、後円部の高さが直径にくらべ高いことである。
埋葬施設は調査されていない。
墳丘と立地から考えて、5世紀中頃に築造された首長の墓と推定される。
平成8年3月29日指定

 

墳丘の形も美しい。

 

パノラマで。左側に小さな前方部がついている。 

 

前方部の右裾側から。 

 

前方部左裾と周堀。こちらでは子供と一緒に古墳浴を楽しんでいるご家族とすれ違った。

 

前方部の端から後円部。

 

右が前方部、左が後円部。

 

後円部裾の周堀。周堀がきれいに残っていると墳丘の美しさも引き立つ。

 

墳頂からは360度の遠望が得られた。

右の木立は春林院古墳。

 

南東の方向をパノラマで。太平洋の方向だが途中に小笠山の山塊がある。

 

西側。地図を見ると、このあたりはサカタのタネの総合研究センター。

 

北側。右奥の谷の先に、新東名の橋梁が写っていた。

 

墳頂からズームでみた春林院古墳。

 

掛川市のサイトに和田岡古墳群の5つの古墳に関する解説がある。

それによると春林院古墳の築造時期は5世紀前半、5世紀中頃の吉岡大塚古墳より早い。強い絆があった方々だったのだろうと実感できた。

http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/kankou/spot/rekishibunka/wadaokakofun.html

ちなみに上記のサイトの写真では吉岡大塚古墳が樹林の中にある。

 

今後は一部に葺石や埴輪を復元したりして、市民の憩いの場として整備が進むようだ。素晴らしい!

http://kofun.jp/news/7691.html