墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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成子天神社の富士塚(鳴子富士) 東京都新宿区西新宿

先日、西新宿の成子天神社を参拝したが、境内の富士塚に気づかなかったので再訪した。

massneko.hatenablog.com

 

拝殿に向かって左の道を進むと、ビルの蔭から小山が現れた。

 

北側からの参道の脇になる。

 

麓に説明板があった。

新宿区登録文化財 史跡
成子天神社(なるこてんじんじゃ)の富士塚
所在地:新宿区西新宿8-14-10
登録年月日:平成2年6月1日
大正9年(1920)8月に、成子天神社境内にあった天神山という小山に富士山の溶岩を配して築かれたもので、区内で最後に築かれた富士塚です。
富士塚は、江戸時代中期より、江戸庶民の間で盛んになった富士信仰の遺跡です。同業者を中心に富士講が組織され、神社の境内に模造富士を築いて崇拝しました。
成子天神社の富士塚は、柏木・角筈地域(現在の北新宿・西新宿)の人々を中心に組織された丸藤成子講(まるとうなるここう)が奉祀していたもので、最盛期には約200名の講員がいましたが、現在は活動していません。
平成26年12月 新宿区教育委員会

 

高さは約12mになる。

 

登山口のすぐ近くに浅間神社があった。

右は木花咲耶姫命の像で、東日本大震災までは山頂に建っていたようだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/成子天神社

 

開いている門から登山道へ。

新宿区歴史博物館のサイトでは公開は日中のみとあるので夜は施錠されるのだろう。

http://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/collection/shinjuku-collection/shiseki/554/

 

山肌はゴツゴツした溶岩。

 

石碑もそこここに配置されていた。

 

足元をしっかり見て登らないと危ない。

 

山頂の祠。

 

富士塚の北側は駐車場。

 

その先にマンションがあるが気持ちの良い見晴らしだった。

 

西側は近くにマンションが迫る。かつてはこちらに富士山も望めたか。

 

南側はさらに近くにマンション。確かにこれでは夜は閉鎖しないと。

 

南東側に成子天神社の社殿。

 

下山途中で見上げた山頂。

 

下山して北西側から。

 

方角は不明だが、かつての鳴子富士。(西早稲田の高田富士で掲示されていた写真)