一昨日(10/6朝刊)の朝日新聞の記事。
電子版の記事は一部のみですが、画像は使用前・使用後が見られる。
ポケモンGOなどのARアプリを使って、遺跡で過去の様子を復元して見せるという試みが全国で広がっているという内容。
上記の画像は高松市の屋嶋城だが、記事では唐津市の肥前名護城や佐賀市の三重津海軍所跡も紹介されている。
遺跡見学にARとGPSを連動させた例のさきがけは、啓文社が大阪歴史博物館向けに作った「AR難波宮」(2012)だそう。
屋嶋城や肥前名護屋城を手がけたのは凸版印刷で、江戸城、和歌山城、高松城、福岡城も見られる無料アプリ「まちかどをミュージアムに!ストリートミュージアム」が、すでにリリースされていた。
(以下は記事内容から離れます)
ダウンロードしてアプリを開くと、5ヶ所の城の位置が出る。
江戸城を選んで、「周辺情報」を選ぶとマップが現れる。
VRのサインがいくつか出たので、実際に現地へ行ってみた。
VR印をタップして「お気に入りに登録」をすると黄色い星印になる。
現地を訪れたからか(?)最初の画面の右上のハート印「コレクション」に「江戸城」の文字が現れた。
そこをタップすると全天球画面にCGの江戸城が合成された画面を見ることができる。
左下のカメラの印をタップするといきなりピンクの忍者の画像が出て、顔が自撮りされる。
今時点の内容では、ちょっと微妙。
ポケモンGOのように、カメラを通して今見えている画面に復元遺構画像が合成されることを期待していたがそうではなく、あらかじめ撮影・合成された画面にアクセスできるという仕組みだった。
また、VR印で示された場所からの画像になるかと思いきや、別の場所(皇居東御苑の天守台前)からのものだった。
その場所へ行けばまた違った感動があったのかもしれませんが。
大手門の前から。この先に五層の天守閣が…
今後改善を重ねていけば「観光・街歩きアプリのスタンダード」にもなると思います。
前からこのようなアプリが開発されて広まると嬉しいと思っていました。
ぜひぜひ、古墳の墳丘も再現してほしいです。