興味深い講演会が催されていたので、会場となっていた博物館も見学した。
府中市郷土の森博物館は府中市南縁の多摩川左岸にあり、分倍河原駅からバスで10分ほど。
博物館を含む郷土の森エリアの入園料は大人200円。
博物館に入ると充実したショップが目に入る。階段を上がった2階が常設展示室。
最初のくらやみ祭りのエリアを抜けると「古代国府の誕生」の展示があった。
市内で出土した石器の展示。1987年の開館ということは来年で30周年だが、まだ新しさが感じられた。
縄文期の武蔵野の秋のジオラマ。
実家の近所もこんな雰囲気だったのだろう。
下記の最後の写真の場所あたりでは。
ハケの井戸も表現されていた。
こちらは地元出土の縄文土器群。
古墳から出土した土師器や円筒埴輪も。
府中市の古墳群は”いずれも見晴らしのよい、台地の縁辺”にある。
分倍河原駅に近い高倉塚古墳は下記の際に。
西府駅前の御嶽塚古墳群は下記のツアーで訪ねた。
御嶽塚古墳群(みたけづか) @東京都府中市西府町(にしふちょう) - 墳丘からの眺め
こちらは国史跡の武蔵府中熊野神社古墳の断ち割り模型。
鉄刀などの副葬品の展示もあった。
こちらも先のツアー等で訪れた。
国指定史跡 武蔵府中熊野神社古墳(再訪) @東京都府中市西府町 - 墳丘からの眺め
古墳の形を学べるコーナーも。
上円下方墳は、飛鳥の石舞台古墳も土を取られる前はそのタイプの墳丘であったと推定されるレアな形状だが、川越市の山王塚古墳が最大の大きさを誇っている。
山王塚古墳・現地説明会 埼玉県川越市大塚1-21 - 墳丘からの眺め
古代武蔵国府のジオラマも。30分ごとの映像展示(防人へ向かう若者の話)が面白かった。
国府跡からの出土物。
建物の床面に敷かれていた古代の煉瓦があった。
江戸城の石垣の石を全国の大名が印を刻んで寄進したように、武蔵の国の各郡が郡名をスタンプしている。
江戸時代の甲州街道・府中宿の街並みを再現したジオラマもあった。
大國魂神社やケヤキ並木のあたり。
他の時代や自然観察のコーナーも見所が多かったが、あまり時間がとれず端折ってしまった。ちなみに館内にはプラネタリウムもある。
古墳ファンとしてはもっと前に来るべき場所だった。
この後、外の公園内に移築保存されている建物を見て回った。