墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「発掘された日本列島2024」展 @千葉県立中央博物館

千葉県立中央博物館で7月15日まで開催されている「発掘された日本列島2024」展に行ってきました。

 

日本各地で発掘された遺跡からの出品ですが、今回は東日本が多い感じです。

 

展示会場の中央で目立っていたのは、赤堀茶臼山古墳・石山南古墳群(群馬県)の埴輪たち。

 

毎回、説明パネルの川柳が、的を得ていて素晴らしいと思います。

 

赤堀茶臼山古墳の鶏形埴輪ですが、3㎞離れた釜ノ口遺跡から出た破片(羽先)がぴったり接合したとのこと。

 

そして、ひとつの墳丘から人物埴輪13個体分が出土した、赤堀村104号墳(石山南古墳群)

 

そのひとつ、島田髷の盛装女子。


横から見ると、鼻の高さがよくわかります。

 

こちらは首に襟元が表された女子。

 

帽子をかぶる人物。

 

こちらの方の帽子(?)はどんな素材だったのでしょうかね。

 

赤堀村120号墳(石山南古墳群)からの馬形埴輪。

 

石山南古墳群では発掘調査が続いており、今週末の日曜日に現地説明会が開催されるそうです。

www.city.isesaki.lg.jp

 

こちらは藤岡市の七輿山古墳の大きな円筒埴輪。

 

縄文時代、美々4遺跡の動物形土製品、ビビちゃん(レプリカ)

 

同遺跡からの土偶も、その佇まいに引き込まれてしまいました。

 

弥生時代の宿尻遺跡の土器は、環状に配置された再葬墓として使われたとのこと。

 

隣の会場では地域展としての「大多喜 台古墳群の鏡がうつしだす時代」展

 

販売されたら購入したい「房総出土鏡マップ」のポスター。

 

こちらの鏡が博物館に寄贈されたとのことで、お披露目の展示となっています。

 

城山1号墳(香取市)の出土品が見られたのも収穫でした。

 

同市の禅昌寺山古墳からの出土品も。

公式サイトは下記。

全国の貴重な出土品が集結!文化庁合同特別展示「発掘された日本列島2024」/千葉県

「発掘された日本列島2024」展の開催のお知らせ | 文化庁

2024年6月中旬訪問