墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

金蔵山古墳(操山古墳群:操山30号墳) 岡山県岡山市中区円山

前回の三宅酒造からは東に戻って、岡山駅の東4.5㎞ほど、旭川左岸の操山の尾根筋にある金蔵山古墳へ向かいました。

 

山の北側にある、操山公園里山センターの駐車場を利用。

 

利用可能時間は8時半~17時。火曜日はセンターが休館。


生垣の後ろが里山センター。

 

この里山センターで「操山ウォーキングマップ」が販売されていました(300円だったと思います)

 

このマップに操山古墳群の位置と、コースタイムの入ったコースが記されていたのでした。

当初は、グーグルマップを見ながら金蔵山古墳まで往復しようとだけ思っていましたが、できるだけ回ってみようと考えが変わりました。

里山センターから少し下った、ため池の堤から登ります。この時点で14時。

 

急登の坂を上がっていくと、分かれ道に表示板が。


巨石がゴロゴロしたエリアを抜けて、金蔵山古墳を目指します。

 

操山自然公園案内図。

登り始めて、この自然公園の広さを実感しました。

面積は258haとのことなので、TDLの5倍以上ですね。

 

園路の分岐点に金蔵山古墳の大きな看板。

金蔵山古墳平面図

全長165m、後円部の高さが18mの大型前方後円墳です(県下4番目) 。造られた時期は4世紀末~5世紀初と推定されており、この時代では吉備国最大の規模を誇ります。発掘調査の結果、この古墳からは鉄製品を始めとした多数の副葬品や、多くの各種埴輪が出土しています。

 

そこから矢印の方向を。

 

最後の登りの分岐。

 

ここを上がると後円部でした。

 

後円部墳頂は結構広いですが、周囲の木々が繁っていて眺望は無く。

 

気になる穴に光を当てると…


そこが竪穴式石室でした。無理をしないと入れない狭さなので覗くだけに。

 

逆側にも続いています。

 

後円部から前方部方向を。

 

前方部に降りて、振り返った後円部。

どこまでが墳丘なのかは、よく判りませんでした。

 

再び後円部裾に戻って。

中央の山が後円部。そこから右へ、木の後ろ側に前方部が続きます。

 

岡山市のサイトによれば、
後円部径110m・前方部長66mで、後円部は三段・前方部は二段築成。斜面に葺石あり。各段のテラスには埴輪がめぐり、円筒埴輪だけでなく、家・鶏・短甲・楯・きぬがさなどの形象埴輪があるそうです。

後円部墳頂部には埴輪列で方形に区画された竪穴式石室が二つ並んでいて、いずれも盗掘を受けていたものの中央の石室からは鍬形石・筒型銅器・鉄製武器類・玉類が、付属した副室からは鑿・錐・鋸などの工具類を入れた土製容器が4つ、南側の石室からは銅鏡・玉類・鉄製武器類・櫛が出土したとのこと。

https://www.city.okayama.jp/museum/kofun1/02.html