京都府京丹後市の和久傳の森からは再び県境をまたいで兵庫県豊岡市へ。
但馬国府跡や但馬国分寺・国分尼寺跡の近くにある豊岡市立歴史博物館を訪ねました。
四角い箱を4つ並べた建物。
赤い”門”をくぐって入口へ。
常設展示は古代が充実。
https://www3.city.toyooka.lg.jp/kokubunjikan/html/outline.html#jousetsu
石室の大きな写真が大迫力。
左が赤坂1号墳出土の須恵器。
右側は縦縫古墳の出土品。
馬具や武器も。
銀象嵌の精巧な刀装具が出ています。
パネルの絵がとても良かったです。手前から縄文~弥生~古墳時代へ。
入佐山3号墳の出土品。
鉄刀・鉄鏃・鉄槍・鉄鑿・鉄斧・鉄鎌と鉄づくし。砂鉄も!
短甲も。支える器具に目が行きました。
石枕は中郷深谷2号墳から。
土器の枕もあるようですが、説明には「棺に枕を入れることは山陰特有の埋葬方法であり、近畿の文化とは大きく異なるものです」とありました。
関東の石枕との関係が気になるところ。
前方後円墳をつくっています!
円山川から大陸へ向かう船団。
円山川は今回の墳行で初めて実際に見た川でしたが、奥の方まで幅広でゆったり流れていて、古代人にとって親しみやすい川だったように実感しました。
展示の絵は、絵本で販売されていましたので購入。
見事な玉類。並べ方も見事。
主要遺跡の大型マップも。
周辺は遺跡だらけ。
もちろん国府や国分寺関連の展示も充実。
昭和も展示品。
豊岡市は近代化遺産の宝庫でもありました。素敵な街。次の機会には建物探訪も。
展示室を通った後は背面の通路を戻ります。展示の規模に合った、心地よい博物館だと感じました。
事務所で、この次に回ろうと思っていた楯縫古墳への道順を伺うと、学芸員の方がとても丁寧に教えてくれました。(もし聞いていなかったら、途中で引き返したかも)
そして、そのときにいただいたのがこちらのパンフ。
この後どこを巡ろうかと迷っていたので大変助かりました。貴重な情報でした(マップは裏側)
感謝です!