墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」展 @埼玉県立近代美術館・北浦和

こちらのパンフの一枚に惹かれ、5/5に行きました。

ジャック=アンリ・ラルティーグ

画像は公式サイトより(下記の案内文も)

2016.4.5 - 5.22 ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて - 埼玉県立近代美術館 MOMAS

フランスの裕福な家庭に生まれたジャック=アンリ・ラルティーグ (1894-1986) が父親からカメラを与えられたのは、7歳の時でした。幸せな瞬間がすぐに目の前から消え去ってしまうのを幼いころから恐れていたラルティーグは、そうした瞬間を残していけるカメラという新しい“魔法の機械”に夢中になり、生活のあらゆることを写真におさめました。なかでも、スポーツやジャンプ、自動車、飛行機といった様々な動きをとらえることへのひときわ高い関心や、心霊写真のような写真ならではの表現へのあくなき探求心は、ユニークで鋭い視点の作品を生み出しました。また、家族や友人、恋人の幸せに満ちたすがたを愛情深くとらえた作品も多く残しています。

この展覧会では、子ども時代から晩年までの代表的な作品と、その多くが日本初公開であるカラー作品など約160点を通して、写真を楽しみ、過ぎ行く時間や人生の歓びをつかまえようとしたラルティーグの世界を紹介します。

 

ジャック=アンリ・ラルティーグ - Wikipediaには「20世紀初頭のフランスのアマチュア写真家」とありました。

非常に裕福な家に生まれ、カメラを手にした子どもが、家族と幸せに過ごした時間を留めたアルバムを見ているように思えました。

冒頭の写真はラルティーグの息子(左端)を写したものですが、ラルティーグの父が撮った子供時代のラルティーグの、とても幸せそうな笑顔が印象的でした。

特に子供時代のラルティーグが撮った、兄弟で自転車で遊んだり、”乗って飛ぶ”飛行機をつくってみたり、海水浴に行ってみたりというシーンが微笑ましかったです。

ポーズや構図に特徴があるわけではありませんが、その瞬間を慈しんでいるような愛情はラルティーグならではのものがあるように感じました。

 

公式サイトにある写真紹介の動画。2分10秒


展示は5月22日まで。入館料一般1000円。

 

 埼玉県立近代美術館は京浜東北線の北浦和駅西口から徒歩3分と近い。車の場合、駐車場がないので周辺のコインパーキングを探すことになります。

建物は黒川紀章の設計。竣工は昭和57年(1982)

ここに来たのは30年ぶりぐらいでしょうか。何を見に来たかは公式サイトを見ても思い出せませんでしたが…

 

玄関から見上げた空。 

 

館内には自由に座れる椅子のコレクションがありまづ。

 

この学校の椅子をサイズアップしたようなものが面白かったです(座る勇気はなかったですが)

 

建物3階には窓を貫くような柱がありました。

 

外から見るとこのような形。

 

地階では洗濯バサミをつかったワークショップが行われていました。

 

美術館の周囲は北浦和公園。木々の中に古墳のような土盛りが。 

 

噴水のある池も。

 

背後の水柱が木立のようでは。

 

公園内には複数の野外彫刻作品がありました。

こちらは「子午線ー1993」というサトル・タカダという作家の作品。

 

こどもの日、沢山の子供たちが遊ぶ、賑やかな公園でした。