前回のつづき。
稲井戸の龍禅寺三仏堂を見た後に、取手市埋蔵文化財センターの企画展を訪れた。
埋蔵文化財センター開館15周年記念企画展を開催します - 取手市
取手市吉田小学校の南西側にある。駐車場あり。
本山ひろ子さんという方の作品の、目のない子豚の群れが道から建物入口まで導いてくれた。結構なインパクト。立体のジブリ的な味わいが感じられた。
銘板には「第49回 東京藝術大学卒業制作作品展 取手市長賞 87」とも書かれていた。いろいろ知りたいことが沸き起こってきたがそのままに。
小学生3人組の先客あり。宿題なのかも知れないが嬉しい気持ちになった。
センターにいらした方は、前の週に東漸寺で受付をされていた方も。龍禅寺の公開日を間違えて来た旨を話したら、そこで配る予定の資料をいただいた。ありがとうございました。
展示室は撮影不可だったが、センターに寄贈された建築模型については了解を得て撮らせていただいた。
なんと扉の開いた龍禅寺の模型があった。思わず見入ってしまう。
軒下から見たカーブや垂木、裳階(もこし)もしっかり作りこまれていた。
取手宿本陣もあった。こちらも藁葺き屋根がリアルに再現されている。全体の様子がよくわかって興味深かった。
他にも東禅寺の絵馬、取手宿の絵図、古文書、それぞれの復元工事の写真など、さまざまな資料が展示されていた。4/19までの企画展。
下記は染野家が寄贈した「郵便保護銃」(展示室の外側に展示されていた)
郵便保護銃
現金を運搬する際に、強盗などから身を守るために携行した銃。銃はには「壬申二百九十六番 印旛県」の文字があり、明治5年(1872)の登録許可番号であることがわかる。フランス製」
命懸けの仕事だったということか。
こちらではこれまでの企画展で作成された沢山のカラー印刷の資料を無料でいただけたので、とてもありがたかった。
取手市の保存樹に関する本(1200円)も購入。龍禅寺のモチノキを見て気になっていた。
樹木マップに県指定天然記念物の「地蔵ケヤキ」があった。岡神社の「ヤマザクラ」の近くでもあったので車で回ってみることにした。
つづく。