墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

向野古墳(向野古墳群6号墳) 静岡県浜松市浜北区根堅

前回のつづき。

天竜二俣駅の転車台ツアーの前に、2駅先の西鹿島駅に近い向野(むかいの)古墳を訪ねた。

 

昼は一時間に一本になるが、ちょうど往復できる便があったので。

 

二俣本町駅を過ぎると天竜川を渡る。後ろの窓から。

 

背後は戦国時代に鳥羽城があった鳥羽山。その北東500mにある二俣城が武田勝頼に落とされた後、徳川家康が二俣城を奪回するために築いたようだ。

https://kojodan.jp/castle/531/

山城が築かれる前には古墳があったように感じられる立地だが・・・ 

 

西鹿島駅で下車。降りて前から1枚。

 

西鹿島駅遠州鉄道(えんてつ)の起点の駅でもあった。スマートなデザインの電車。新浜松駅から30分ほどと意外に近い。

 

遠州鉄道側にモダンな駅舎があった。タクシーがあったので利用した。

 

徒歩12分のところを3分で、古墳の南側あたりに到着。

 

遠州山辺の道の会」作成の説明板があった。

浜松市指定史跡 向野古墳6号墳

9基の古墳があったと云われています。現在見学できるのは6号墳のみです。9号墳からは「重要文化財金銅製透かし彫り金具」や刀剣類が明治期発掘され、「涼ノ御所古墳」と命名された様子ですが現在は確認出来ません。この辺りが9号墳のあった場所と言い伝えられています・

 

遠州山辺の道の会のサイトを見ると9号墳(伝・涼ノ御所古墳)から出土した「帽子のつばの部分と想定される」透かし彫り金具の画像が載っていた。

http://enshuyamanobenomichi.hamazo.tv/e4439745.html

 

小道へ入って振り返ったところ。 

 

周りは杉の若木だらけになった。もうすぐ下草に隠れそうな標識に従って右へ。

 

ここも草に覆われつつある小道。 

 

回り込んでいくと横穴式石室が開口していた。 

 

手前にはベンチもある。杉林の中だが。

 

墳丘は草木に覆われていて形状はわからなかった。

 

石室は大きな石材で構築されていた。

 

開口部が大きいので中も明るく入りやすい。

 

縦位置で。

 

フラッシュで。天井高は1.9m、幅も1.9mで奥行5.5mになる(後述のサイトより)

 

迫力のある天井石。

 

右側の側面。

 

奥壁前から入口側。

 

フラッシュで。

 

縦位置で。戸口枠にように見えるのが玄門で、こちらが玄室になる。

両側から石が出ているので両袖式で、かつてはその先にも羨道が続いていたと想定される。

 

外に出て、現世を実感した。

あとで調べると額田大玉さんのサイトで、最初の小道(上記)は静岡県農業・林業試験センターの駐車場西端に続いていて、そこに向野古墳の解説板があったことを知った。

http://kofuntokaare.main.jp/4goufun/page822.html

向野古墳は浜松市指定文化財で、直径18m・高さ3mの7世紀後半の円墳であることなどが記されている。

 

元来た道に戻って、向野古墳がある方向を見上げる。

 

その50mほど東に県農業・林業試験センターへの入口があった。車で来る際はこちらから。

 

そこから振り返った南東方向。

 

西鹿島駅の方向に進むと、木立の一画があり遠州山辺の道の標柱が立っていた。

 

木立の斜面の南側には水が湧く神社が。

 

木の下で、いきなり水が湧く。

 

斜面上から見たところ。

 

向野古墳の300mほど東。古墳に眠った方もこの水を使っていたのでは。

 

ぶらぶら歩くと西鹿島駅の北口(地下通路出入口)に到着。 

再び天竜二俣駅へ向かった。